モンスター木村 オフィシャルじゃないブログ☆ボクと上司の競馬日記。 -6ページ目

コラム第7弾【ダッシャーゴーゴー】


コラム第7弾
ダッシャーゴーゴー


今日はボケません。
普通にコラム書きます。
結構長いので
暇なときに見てください。




------------------------




もう降着王とは言わせない。
外国勢、新興勢力、かかってこい!
いまはオレが日本短距離界の総大将だ!
父よ・・・力を・・・
ダッシャーゴーゴーと川田将雅。







昨年のスプリンターズS
3歳の身で果敢に古馬に挑み
勝ち馬とはハナ差の2着入線するも
斜行で4着に降着。
レース後・・・
「ファンのみなさんや馬には本当に申し訳ないことをした。」
そう涙ながらに語った川田将雅。

しかし、1200mでは古馬相手でも
やれることが証明できた。
1200mなら力の差はないかもしれない。
ダッシャーはスプリント路線に狙いを絞ってG1取りへ向かうことにした。
次こそ・・・


2011年高松宮記念。
2番人気。
直線でばててしまい、4着。
いや、また悲劇が・・・
1人気ジョーカプチーノの進路を妨害したとして11着降着。

G1レース2回連続の降着。
人馬ともに取り戻したかった
ファンからの信頼は
また離れてしまった。
「2度目ですね。本当に情けないし、申し訳ない。」
川田は悔しさと情けなさで肩を落とし
声を絞り出すようにコメントした。


今度こそ・・・

今度こそ・・・


信頼回復へ。
そして、汚名返上へ・・・。





2007年3月22日
日高町の下河辺牧場で生まれた一頭の鹿毛馬は
ダッシャーゴーゴーと名付けられた。
ダッシャーゴーゴーは
名前負けしないくらい
小さいころからわんぱくな馬だった。


デビューは7月の小倉。
いまもダッシャーの背中にまたがり続ける
川田将雅とのコンビでデビューした。
ダート1000m。
1.6倍の1番人気に応えて勝利。

次走、初重賞挑戦となった小倉2歳Sは
佐藤哲三騎手とのコンビで
5番人気ながら2着と健闘。
先行して上がり最速タイムをマークした。

その後、1400mのオープン戦を勝利し
2回目の重賞挑戦となった京王杯2歳Sでは
1番人気に支持されるも4着と惜敗した。

そして2歳王者決定戦。
朝日杯FS。
薔薇一族悲願のG1制覇に挑むローズキングダムと初対決。
果敢に先行し、粘り込みを図るも
4コーナーで失速。
12着と大敗した。

続くG3ファルコンS、オープン戦のマーガレットSに出走するも
4着・8着に敗れた。
いずれも人気より着順が下回る結果だった。

クラシックには縁がなく
陣営は短距離路線に狙いを絞った。

6月のCBC賞で古馬相手に2着と健闘するも
続く北九州記念では11着と大敗。


どうしたダッシャー。
君の力はこんなものではないはずだ。。。

スプリント戦で古馬相手に
善戦したダッシャーに
陣営の自信と信頼は変わらず
セントウルSに出走。

セントウルSには
この年の高松宮記念の覇者
キンシャサノキセキが出走を予定しており
キンシャサで間違いないとも思われていた。

しかし直前でキンシャサノキセキが出走取り消し。
ダッシャーにもチャンスが出てきた。

それでも海外からグリーンバーディ
CBC賞の覇者ヘッドライナー
上がり馬スカイノダンといった馬たちも控えていた。

このレース、ダッシャーは中団に控えた。
鞍上の川田将雅は
ダッシャーの切れ味に賭けた。
中団馬群に待機して徐々に進出を開始し直線で差す。
正攻法で、横綱相撲の様な競馬をした。
しかし後ろから1頭凄い脚で追いかけてくるグリーンバーディ。


ダッシャーか、それともグリーンバーディか。


ゴール盤はグリーンバーディの猛追をダッシャーがクビ差しのぎ切ったところにあった。
重賞初制覇は古馬を交えたG2の短距離レースだった。

最強世代と言われているダッシャーの世代。
クラシックに縁はなくとも
スプリント路線では
間違いなく世代最強であろう。


前哨戦のセントウルS制覇でさらに自信をつけた
ダッシャーゴーゴー。
今度は一気にG1制覇を狙い
いざ、スプリンターズSへ。


2010年のスプリンターズSは
前年の覇者で昨年スプリントG1春秋連覇のローレルゲレイロ
セントウルS無念の回避も実力にゆるぎない高松宮記念の覇者キンシャサノキセキ
サマースプリントシリーズの女王ワンカラット。
前年のスプリンターズSは1センチ差に泣き1年越しのリベンジを目論むビービーガルダン。

スプリント路線で活躍してきた一流馬との戦い。

スタート。


ダッシャーはこの日も控えた。
中団よりやや後ろ。
キンシャサノキセキを見る形で追走した。
そして勝負どころの4角手前で
鞍上の川田が仕掛けた。

ある程度伸びてはいたものの
逃げて脚をなくした馬たちが壁になり前が開かない。
川田は空いていた内ラチに切れ込んだ。

そのコースは
後ろから凄い脚で猛追してくるサンカルロの進路だということも気づかずに・・・。

逃げ粘って勝利したウルトラファンタジーに
タイム差なしでハナ差の2着。
よく追い込んだ。
しかしゴールした瞬間
写真判定でも川田は涙を浮かべていた。
「届いていない…」。


レースは写真判定、そして審議。
審議内容は最後の直線でダッシャーが内に切れ込んだことに対するものだった。

ダッシャーの脚がサンカルロの脚より明らかに早かったのなら問題ないが・・・。

結果は降着。
一度は着順掲示板の2着に点灯した「2」の馬番は審議終了後に4着へ
サンカルロの進路を妨害したと取られた。
このときサンカルロに騎乗してた吉田豊の手綱は
ダッシャーが切れ込んできた際完全に引いており
サンカルロはブレーキをかけられた形になっていた。


降着処分となってしまったダッシャーだが
スプリンターとしての実力は十分に示せただろう。

続く京阪杯。
古川吉洋を背に1番人気。
降着処分となってしまったものの
スプリンターズSでの走りを見ると
このメンバーなら実力は上だとファンは評価したのだろう。

スタートはまずまず。
しかし古川は下げた。
ダッシャーはいつもと違う位置取り。
後方集団にいた。
末脚勝負か。

4角、手綱をしごき始めいざ直線。
ダッシャーの末脚は・・・



不発。
スプリンターズSで魅せたあの脚は
最後の最後まで息を潜めたままゴールした。


2010年はこのレースを最後に放牧に出された。

2011年の始動戦にはオーシャンSを選んだ。
馬体重プラス14キロ。
英気を養い、放牧から戻ったダッシャーは
一回り大きくなっていた。

3番人気。
そしてこのレースでダッシャーの手綱は
川田将雅に戻った。

2011年、今度こそ2人でG1を制覇しよう。


今回川田はダッシャーを先行集団につけた。
前目での競馬で結果が出ていたダッシャーを無理に控える競馬はする必要はない。
このレース、1番人気のレッドスパーダは2番手。
2番人気のキンシャサノキセキは最後方からの競馬だった。
淀みない流れで淡々と進んだレース。
ダッシャーはもったまんま直線へ。
ゴール前レッドスパーダをとらえ、キンシャサノキセキの追撃を凌ぎきり
1着でゴール。

2011年は最高のスタートを切った。


そして再び挑むスプリンターNO1決定戦。
前哨戦勝ちの勢いそのままに
高松宮記念へ出走した。

1番人気は1200m4戦4勝のジョーカプチーノ。
ダッシャーゴーゴーは
そのジョーカプチーノに続く2番人気の支持を集めた。

7枠13番・ダッシャーゴーゴー

ダッシャーは好スタートから果敢に先行した。
ヘッドライナー・ジョーカプチーノとともに逃げを主張。
最初のカーブで
ヘッドライナーが前を奪った。
ダッシャー2番手。
ジョーカプチーノは8番手。
なにかアクシデントでもあったのか・・・
中団での競馬をしていた。

そして最後の直線。
逃げたヘッドライナーをダッシャーが捕まえる。


あと300m。
栄光に向けて、悲願のG1制覇に向けて


あと250m。
ダッシャーゴーゴー、粘れるか・・・。


残り200m。
高松宮記念連覇に挑むキンシャサノキセキに捕まった。
粘るダッシャー。突き放すキンシャサ。


残り100m。
ダッシャーゴーゴー、二枚腰使えるか。


残り50m。
馬群を縫ってサンカルロも突っ込んでくる。
大外からアーバニティとビービーガルダン。
さぁダッシャー、粘れるか。
スプリンターズS2着の意地を見せれるのか。


ゴール。
1着入線はキンシャサノキセキ。
ダッシャーゴーゴーは・・・
サンカルロに交わされ
アーバニティに交わされ
4着。

そして掲示板には【審議】の青い文字。

4・8・6・13・12

と並んだ掲示板の数字。


【審議】の文字が消えたかと思った瞬間
掲示板からは『13』の数字も消えていた。。。


ダッシャーゴーゴーは11着に降着。
逃げ切れなかったジョーカプチーノが10着。

そう。。。
ジョーカプチーノが逃げれなかったのは
ダッシャーに進路を塞がれたためだった。

降着2回目。
ファンの信頼を取り戻しつつあったダッシャーの走りだったが
またもファンは離れていってしまった。

レース後、鞍上の川田は
「2度目ですね。本当に情けないし、申し訳ない」
と肩を落とした。
安田翔助手は
「幼さを出してしまいましたね。今後に向けていい課題が見つかりました」
と語り、鞍上を責めることはしなかった。


短期放牧後、CBC賞1着。
セントウルSは3着に敗れるものの力は証明した。


そして明日10月2日。
ダッシャーゴーゴーは
スプリンターズSへと挑む。



去年の無念を今度こそ。

春の無念を今度こそ。



海外勢は3頭。

昨年スプリンターズS1番人気のグリーンバーディ。
セントウルSで59キロのトップハンデを背負いながらも2着に入ったラッキーナイン。

そして、今年の目玉。
デビューから全て1200メートル戦を走り
21戦17勝、2着4回。
連帯率100%
今年はGIのドバイ・ゴールデンシャヒーン制覇を含め5連勝。
シンガポールから最強の刺客、ロケットマン。


悲願のG1制覇へ。
2度の降着で失ったファンの信頼を取り戻すため。
父が2度制したこの舞台。


日本総大将ダッシャーゴーゴー。


グリーンの芝の上での戦いで

猛追するロケット打ち落とし

ラッキーナンバー『7(ナイン)』の枠から

可憐(カレン)に走ったその先に

栄光というゴール盤と

信じ続けたファンのみんなが待っている。




2011年10月2日。
スプリンターズS

頑張れ、ダッシャゴーゴー。
一番信頼を置く相棒、川田将雅とともに。






fin~


-----------------



真面目に書いちゃった(笑)