旅の記録・思い出 2010年 秋の旅 11 2日目 平泉・中尊寺 その1 | 海のシャチは元気だよぉ

海のシャチは元気だよぉ

末期前立腺癌と宣告されて11年経過、最近は癌を忘れるほど他の病に、耳は人の声が聞こえず、人工内耳を装着することに。

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迷惑です
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株、投資、宗教なども興味なし

 2010年10月 休日は高速道路を1000円でどこまでもはしることができる制度があった。それを利用して、なんと無謀な800キロ先の中尊寺を目指して一人ドラブ旅行をした。その旅行記の11回目。この先、、ドライブではなく、中尊寺拝観から、毛越寺など拝観など平泉の中を観光する記事が続きます。<

 
元のブログのリメイクで、今回は元のブログの16回目を再編集したもの。
 
 
 
 
 旅行2日目 霧の朝の一関のホテルから 平泉・中尊寺

 前日820キロのロングドライブをして名古屋から一関に到着し、一関の東北自動車道インターの近くのホテルに宿泊した。あれだけ走ったのだから、それなりの疲れがあるかと思いきや、それがそうでもないのだなぁ。。。かなり疲れたという感じがするはずなのだが、前々日の睡眠不足をも補うことない眠りでも、さほどの疲れを感じていないのは、まだまだ5泊6日の旅行の2日目という緊張感の中だからだろうか?

 目が覚めたのが6時くらい。いつもとそんなに変わるわけではない目覚めだ。気になるのは天気。下降気味という予想だったので余計に気になる。カーテンを開けて外を見ると、ん??外はグレーだ。まだ朝早い時間でモヤでも降りているのだろうという感じで思ってたのだ。
 
 このホテルの宿泊料金には朝食が含まれている。バイキングで食事提供開始は6時半。珍しく早い時間だ。大体いつもこのくらいに朝食をとっているからちょうどいいとは思う。
 荷物をまとめるだけまとめてレストランに行く。料理は、ん~~~、まぁ料金からいってこんなもんかぁ。まずくはないが、おいしいとは言えない部類だな。私の味付けと違うから思うことではない。

 日曜日の朝なので、見るテレビもないから、食事の後は荷物を正確にまとめて、点検。忘れ物のないことを確認してフロントに降りる。余分なものは使ってないからすんなりと関所を通りぬけて車に乗る。
 うわぁ、外は冷え込んでいるし、モヤなんてものではない。完全に一関の街は霧の中なのだ。

 7時45分にホテルの駐車場から車を出す。今日の行き先は平泉町中尊寺。車はその第1駐車場にナビをセット。あぁ。ガスを入れてやらないとどこでガス欠になるか分からない。国道に出てすぐのスタンドは反対側なので、そのまま直進したら国道4号線(この国道初めてだぞ)との交差点の左前方にスタンドが。左折するところだっけど、直進してスタンドに飛び込んだ。
 ガスを満タンに。38リッター入ったよ。820キロで38リッターということは、リッター辺り21.6キロだよな。ん???プリウスってこんなものか?我が家のフィットは1300だけど、これよりもうんとうんと伸びるぞよ。高速だけなら25位いくぞ。ハイブリッドって大したことはないなぁという感想。

 満タンにして国道4号に戻るのだが、戻り方がわからない、Uターンできないらしくてスタンドの女性が国道に出る道を教えてくれた。その指示に従って国道の下をくぐったところまでは良かった。(よくない、国道の下に入ろうとしたら突っ込んできた地元の車。東北は恐ろしい)
 ナビがその道を知っているらしく次の案内を出したのだが、ナビを見ていることができないほどの裏の細い道で、右折の案内を知らずに直進したら、一瞬ナビがパニックになった。すぐに立ち直ったが、今度はとんでもないほうに誘導し始めた。途中まで指示に従ったがどうにもおかしいので無視して、一旦戻って私の勘を頼りに国道に戻った。
 霧が深い。国道を走っていたら地元の車が車間撮らずにきたので、譲ってやるために止まったら、なんやら怒ったような。。。。エチケットの表し方が違うのか??
 そいつの車の後をかなり遅れてついて行ったら、平泉に入る辺りで飛んでおない深い霧に突っ込んでしまった。前の車が見えないほど。お先真っ暗ではなくてお先真っ白なのだ。

 そういえば、何年か前に長いドライブの途中に霧のかなで変なところに出たという小説を書いたことがある。なんかそのシーンに似ているなぁと思ったが、その小説では三途の川のほとりに来ていたのだが、今は現実の話で三途の川はないよぉ。(後で知ったけど、近くに北上川が流れていた)

 しばらくはしたら、キリはうすくはなったけど、どこを走っているかは分からない。しょうがないのでナビの指示する通りに走ったら、どうも私の勘では遠まわりをしている感じなのだ。国道が新しくなって(つまりバイパスができて)そっちに誘導している。そして途中から街の中に誘導しているのだが、そんなことなら最初から旧道を走らせてくれたほうがどれだけ近かったことか。それに東北線の踏切越えることもなかっただろうに。(文明の利器の勇み足)

 何とか町の中を右往左往てT字路に来て、ナビが右折の案内。右折したら、そこが中尊寺の参道の入り口だったのだ。
 信号を左折して、そして駐車場に車を入れる。駐車場の関署で500円払って。(払ったぞちゃんと払ったぞ)
 
 駐車場はガラガラ。私の車が4台目くらいだったかぁ。入口に本当に近いところに駐車。周りの位置を確認して、位置が悪いと思ったのでちょいと車を移動させたら、駐車場のおっちゃんが飛んできた。
 なんだ??と思ったら、「駐車料金払ったか?」と聞きおる。今入ったばかりで、払ってきただろが。そういってやったら『領収書見せろ』って。ものすごく失礼ややつだ。見せてやったら謝ってはいたが、名誉毀損ものだぞよ。あぁ~あ、朝から嫌な日だなぁ。。。

 さて、やっと念願の中尊寺に来た。来たからにはそれだけのものを得て帰らねばならない。しかし、このキリ、かなり薄くはなったけど、まだまだ完全に晴れやらないし、霧が晴れたらどんな天気になるのやら。予報は雨模様なのだが。。。。
 まずは、参道の一番下に足を運んだ。そして参道を見上げる(本当に見上げるんです。坂になっているんです。)後ろにはでっかい建物があり、右手に案内所があって・・・・なんかでっかい葬儀場を頭に描いてしまった。自分で書いた小説の三途の川の先のイメージなんだよなぁ。そういえばナビが誘導した新しい国道では大きな川を渡ったぞ。まさかあれが三途の川だったのか??(北上川なんて知らないもんン・・・・)
 

 それに入口に菊の花を生けた大きなものがあるしなぁ。本当に葬儀場をイメージするぞ、あれでは。
 この写真で平泉のキリの程度がわからないでしょうか?右の建物は、ほんの少し(片側1車線の道路1本)離れているだけなのです。それが霞んでますよねぇ。。



 とまぁ、そんなことを頭に描いたものの、この先の浄土=阿弥陀さんのいるところに行かねばらないのだ。入口の石の阿弥陀さん?の写真を撮って参道(これを「月見坂」というのだそうです)を登り始める。
 
 
 
 
 
 
 
 

 登り始めて思ったことは、週に3回実家に行くときに名駅から実家までを往復してきたことが、ここで大きく役に立っていることが分かった。おそらく昔のまま車で何もかもを処理していたら、この中尊寺をこれから2時間半もかけて歩くなんてとてもできなかったと思う。
 
 歩けるうちに行ってよかったよ。このあとそれを思い知ることが。。。