秋に浸かる今年は春も夏もなんだか実感がないまま流れて通り過ぎてしまったように思う。だから、ここに来て頭の天辺から爪先までどっぷり『季節』に浸っているのが心地良い。金魚鉢の底に体育座りで座った小さなワタシが息を吐く度に、プクプクと泡が生まれ立ち昇るくらい、どっぷり並々と注がれた秋という季節が愛おしい。こんな絨毯が部屋にあればいいのに。絵に描いたように美しい秋が身近にある旭川が好きだ。I 旭川