
大和っちに、本当に沢山のお見舞いメッセージありがとうございます。
暑さにも負けず、毎日ご飯を沢山食べいつも通りのぽぽんと過ごしています。
猫に多い腎不全という病気。大和っちの発症時の様子を含め
今日はちょっと詳しくお話したいと思います。

腎臓は、体内を巡っている血液から老廃物や余分な水分を濾過し
体外へと排出する役目を果たしています。腎不全という病気は
この機能が失われてしまう病で、体外に排出すべき老廃物を
排出することが出来なくなってしまいます。

この状態になると、体の異常を察して脳は体に指令を出します。
血液が汚れているぞ → 水分を沢山摂取して腎臓でドンドンろ過して尿として排出!
これが、猫の腎不全の初期に見られる多飲多尿と言われる症状です。
それでも、老廃物を排出しきれなくなると、血液は浄化されず汚れていきます。
体内にもこの老廃物がたまり、この状態になると脳は新たな指令を出します。
体の中に毒素が蓄積し始めたぞ → 吐いて体外に排出!
この状態は、尿毒症と言われ、決していい状態ではありません。
大和っちが嘔吐が止まらず通院し続けたのは、この尿毒症の為でした。

通常、多飲多尿・食欲減退・体重減少などの症状が初期症状として
現れるわけですが、大和っちの腎不全の発症時は多飲多尿の症状が無いまま
突然の嘔吐から始まりました。そして、嘔吐してしまうと、食欲が戻り
元気になっていつも通りの生活をする、ちょっと珍しいケースでした。
ちょうど換毛期だったことや、今年は寒くなったり暑くなったりと
陽気も不安定で抜け毛がダラダラと続いていた為、はじめは毛玉症かも?
と思い、獣医さんへ。そこで、念のために受けた血液検査で
腎臓機能の異常を示す数値がいくつかあり、腎不全と診断を受けました。

嘔吐が止まらず、体内に溜まった毒素を体外に排出を促す治療のため
毎日の通院で点滴を受け始めると、大和っちの体は思い出したように
水を沢山飲むようになり沢山の尿を排出するようになり、状態が安定しました。
通常、腎不全の場合は食欲が落ち元気がなくなったりするのですが
大和っちの場合は、元気もある、食欲もある。だけど嘔吐が止まらない。
その為他の病気の影響で、腎臓がダメージを受けている可能性も否定できず
様々な検査を受けましたが、幸いなことに他の病気は発見されませんでした。

数値が低く安定している今は、腎臓のサポートをする治療が主になります。
腎臓の機能が低下してしまうと、尿による老廃物の排出が難しいため
体内に停留してしまう老廃物を活性炭に吸着させ、便として排出させます。
獣医さんの指導の元、現在1日1回1カプセルのクレメジン(活性炭)を投薬中です。
また、食事については腎臓に負担をかけないように低タンパク低リン食を
作っています。本来、猫は肉食で、高タンパクを必要とします。
ですが、このタンパク質の分解は腎臓に負担をかけます。
その為、機能が低下してる腎臓にこれ以上負荷をかけないようにします。

腎不全という病気は、失われた機能が回復しない以上、残された
腎臓の機能を温存してあげることが最重要課題です。
闘病というよりは、いかに上手にこの病気と付き合っていくか。
正直、この病気と診断された時は頭が真っ白でした。
でも、病気も個性としてまるまる受け止めて、今までよりちょっとだけ
手をかけてあげて、今までどおりの生活を続けることが、今の私たちに
最善の方法かなと、のぽぽんと転がる4兄弟を見ていると思うのです。

今後、大和っちと同じ病気と診断された猫ちゃんと飼い主さんが悩み
ここに辿り着いた時、この記事を読んで私達家族と同じように、いつもと
変わらない楽しく幸せな毎日を送れますように、そんな願いを込めて。
最後に。
猫はよく吐く動物と言われています。でも、理由がなければ吐きません。
我が家では、3回吐いたら病院と決めています。1日に3回、若しくは1週間に3回が目安です。
頻繁に嘔吐がある時は、早めに獣医さんに診てもらってくださいね。
今回のように、嘔吐が病気のサインを発信していることも少なくはありませんので。
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