人から必要とされること | 発達障害、軽度知的障害のお子様の「特性」を「技術力」に

発達障害、軽度知的障害のお子様の「特性」を「技術力」に

障害を持つお子様の「特性」を見つけ、その能力を伸ばすことで、将来「技術者」として活躍できる可能性が広がります。
様々なきっかけを通して、プログラミングや電子工作などの体験をするお手伝いをしています。

 人から必要とされること


こんにちは。
モノテクノスです。

少し抽象的なタイトルですが、お話しますね!

うちにインターンシップに通い始めてくれた元男子大学生の話です。

彼は、手先が器用で、半田付けもとても上手です。

それを見ていた私は

「すごい上手だよね!
こんど、うちの会社で電子工作のイベントやるから、子供たちに教えてくれないかな?」

と、彼に言いました。

彼は、いいですよ、と快諾してくれたのですが、まだ参加者も未定だったので、お願いはしていませんでした。

しばらくして、彼から


「この前のイベントのお手伝いの話、どうなりましたか?自分が出来ることがあればしますから、なんでも言ってください」

と、言ってきてくれました。

この話を、臨床心理士の先生に話したら


「ほんとうですか?彼から自主的に提案してきたことなんて、今までなかったんです」

と、おっしゃってました。

そのあと、先生とお話していましたが

人に必要とされたり、頼られたりすることが嬉しかったんだろう

という結論になりました。

障害者雇用の場合、必要とされるというよりは、仕事を与えてもらう、という状況も少なくはありません。

人から必要とされる
人に頼られる

この経験は、とても大きな意味があるんだ、と実感しました。