いまだに鎮火の見通しすら立たない。
被害総額は日本円で数兆円で収まらず、20兆、30兆円という数値が言われている。
死者も24人だが、見つかっていない人も多く、まだまだ増えるだろう。
ロス山火事、死者24人に 一部で延焼抑制も再び強風の予報 | ロイター
ロサンゼルス 12日 ロイター] - 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の高級住宅地パシフィックパリセーズを広範囲に焼き尽くした山火事は発生から6日目となった12日、消火活動がわずかながら進み一部で拡大が抑制されつつあるものの、炎の勢いと強風が依然として地域社会を脅かしている。
カリフォルニア州のニューサム州知事は死者が24人になったと明らかにした。
延焼地域拡大の要因となっている強風は週末に幾分弱まった。しかし気象当局によると、オレンジ郡サンタアナには12日夜から15日いっぱいまで時速80─112キロメートルの風が吹く見込みという。
消防当局によると、火災により1万2000棟の建物が損傷した。ロサンゼルス郡では12日までに10万人以上に避難命令が出され、さらに8万7000人に避難勧告が出ている。
パシフィックパリセーズでは過去24時間に延焼地域がさらに1000エーカー(400ヘクタール)拡大し、多くの家屋が焼失した。
火災はマンデビル・キャニオンに広がっており、多くのセレブが住む高級住宅地ブレントウッドやサンフェルナンドバレーに及ぶ恐れがあるという。
ちなみに、アメリカの国家予算は日本円に換算して930兆円、軍事費は121兆円だそうだ。
バイデン米政権、総額930兆円超の予算教書を公表 国防費は3%増:朝日新聞デジタル。
今回の火災は山火事からの延焼。そんなカネがあるなら、山林と住宅地の間に防火壁を建設するとか、市街地に延焼を防ぐための緩衝地帯や貯水槽をいくらでも建設できただろう。
燃えてしまった高級住宅街が復興するには、もうこんな火災は起きないという何らかの保障なり目途がなければならない。そうでなければ火災跡地に再建築するのも困難だろう。
他国からの攻撃で、市街地が焼け野原になるリスクよりも火災の方がはるかに危険性が高い。
グリーンランドやパナマ運河に手を出そうとするトランプは、果たしてそんなことを思いつき、実行するだろうか。