天下りを全否定するつもりはない。

 例えば、警察職員が自動車教習所に再就職して、安全運転の心得について話す仕事を得て、悪いわけではない。

 東京都の都市計画局の職員が三井不動産に転職して、それまでの知見を活用するのも悪いことではない。

 東京都元職員の知見を取り入れたい、東京都とのパイプ役になることを期待する、あり得る話だ。

 ただし、それなら1人か2人で十分だろう。

 14人とは異常と言うしかない。

 

「東京都は土地をすごい勢いで三井不動産に差し出している」 小池都政の「三井ファースト」に疑問の声(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

 神宮外苑、築地市場跡地、五輪選手村を改修した「晴海フラッグ」。東京都内で進められるこれら三つの「巨額再開発事業」を、同じ企業が主導している事実をご存じだろうか。都庁OB14人の天下りを受け入れる三井不動産グループと都の、「癒着の構図」とは――。

 

「明治神宮外苑は都市公園で風致地区でもあるので元々、いろいろな規制がかかっています。その規制をかけているのが、都の都市整備局です。そこが神宮外苑の規制を取っ払う手続きをして、容積率をバーンと上げて、三井不動産などが高層ビルを建てて儲けられるようにお膳立てをしてきたわけです」
 

 天下り大量受け入れの見返りが、容積率の緩和などの規制取っ払いだったわけだ。

 安倍政権を思い出す。一握りの人たちを優遇、依怙贔屓する。残りの者は依怙贔屓をけしからん、おかしいと騒ぐよりも、依怙贔屓してもらえる側になろうと媚びへつらうようになる。

 以前にも書いた。小池は安倍のやり方に倣っているところがある。

 下の件は、すでに住民訴訟となったが、原告側が敗訴している。

 訴訟における判決は裁判官にしか下せぬが、これに納得いかない許せないという有権者は、その投票権を活用することができる。

 

「三井不動産にとって都合の良い地区計画を都が作り、三井不動産が落札していくように見えますね。東京都はすごい勢いで土地や財産を三井不動産に差し出しているようなものです」  さらに「晴海フラッグ」再開発を巡っては、都有地を近隣基準地価の9割引きという、不当に安い価格で三井不動産などのデベロッパー11社に投げ売りしてしまった問題も――。

 

 一日中ボケっとしていて年収1500万だそうだ。

 これでよしという有権者は寝ていればいいだろう。

 

 「一日中ボケッとしていても報酬は1500万円だった」 東京都の「天下り天国」を経験者が明かす(デイリー新潮)|dメニューニュース(NTTドコモ) (docomo.ne.jp)