8年前、都政を「ブラックボックス」と批判して当選したのが、現職の小池。
ところが、小池都政において、黒塗りは得意技になっているようだ。
なぜか「ほぼ黒塗り」で開示 葛西臨海水族園建て替え計画 落札額431億円 小池百合子知事が語った理由:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
建て替え計画では、現在の水族園本館の北の土地約1万3000平方メートルに新施設を整備する。開園は2028年3月を予定する。新たな建物の敷地とされる場所の一部に樹木約1400本がある。日本建築家協会が「30年かけて育てた樹木の保存に不安がある」と懸念を表明していた。
一方、2月の都議会環境・建設委員会で都側は「樹木への影響を極力減らすよう配慮し、樹木が支障となる場合、困難なものを除き移植を前提に設計する」と答弁した。
建て替えは民間資金などを活用するPFI方式で実施され、入札には2組が参加。NECキャピタルソリューションなどのグループが約431億円で落札したが、都が説明した計画では樹木保全の具体策は明示されなかった。
このため、日本建築家協会メンバーの村松基安さん(66)が昨年11月、入札時の提出書類を都に開示請求したが、落札グループの案は全85ページのうち76ページがほぼ黒塗りで、樹木への影響の考え方も公開されず。落札できなかったグループの案は非開示だった。村松さんは「都民の税金で整備するのに隠すのはおかしい」と問題視する。
都建設局の担当者は「提案に企業ノウハウが含まれ、公表すれば競争性に差し障る。公表の度合いは事業者の意向にも基づく」と説明。「樹木1400本を伐採するなどの情報もあるが、事実ではない。設計などが固まり次第、正しい情報を発信する」と強調した。
これはちょうど1年前の記事。それから1年経つが、もちろん「正しい情報」なんぞ発信されない。
とりあえず隠蔽しておいて、人が忘れるのを待つ。自民党政権、安倍時代にウンザリするほど見せつけられてきたやり口だ。
画像がこちら。黒塗り書類を発行する暗黒都政と言うべきか。
議会で追及したのが、共産党東京都議会議員の原純子氏。
樹木伐採の中身もブラックボックスだが、事業者選定の過程もブラックボックスのようだ。
85ページ中76ページが黒塗り。
東京都が説明するように「企業ノウハウ」を守るだけに見えますか?