安倍派裏金で税優遇か 菅家氏、自ら代表の支部に1201万円寄付(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、菅家(かんけ)一郎元副復興相=衆院比例東北ブロック=が2021年、安倍派からキックバック(還流)された678万円を原資に、自身が当時代表を務めていた党支部に計1201万円を寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることが判明した。毎日新聞は福島県選挙管理委員会への情報公開請求で、菅家氏の控除申請に関する書類を入手した。

 菅家氏が当時、代表を務めていた「自民党福島県第4選挙区支部」の政治資金収支報告書によると、21年2~9月の計4回にわたり、菅家氏が計1201万円を同支部に寄付したと当初記載していた。  裏金事件が発覚した後の24年1月末、同支部は収支報告書を訂正し、20年に104万円、21年に574万円を「清和政策研究会(安倍派)の寄付」として新たに計上した。この計678万円が安倍派から還流された「裏金」とみられる。  同支部は21年に菅家氏が寄付したと記載していた計1201万円のうち、9月3日の「700万円」を「22万円」に訂正。678万円減額することで還流分と帳尻を合わせた形だ。

 控除申請に関する書類には、この「700万円」について、菅家氏が9月3日に寄付したと記載しており、還流された678万円が含まれていた疑いがある。毎日新聞はこの点を質問でただしたが、菅家氏の回答はなかった。

 

 所得税の申告において、政治献金は控除の対象になる。

 この菅家は、安倍派からの裏金を政党支部に入金したとして、自身の申告において控除を受けたわけだ。

 所得税や法人税などの脱税の手口は、大きく分けて二つある。売上除外か架空経費の計上かだ。これらによって収入(利益)を少なく見せかけ、申告するわけだ。

 菅家がやったことは、そのどちらにも該当しない。政党支部の口座に入金された、自分のカネでないカネについて控除を受けたということ。

 これは脱税というより、詐欺に近い。

 

 すでに修正申告は済ませたそうだが、盗んだ金を返せばドロボーにならぬのかという話。

 菅家は議員辞職すべし。