確定申告が始まった。

 計算、記入、納税。どれも面倒で気が重い作業です。

 やりたくてやっている人は誰もいない。仕方ない、申告しなければ、後で追徴を食らう。だからみんなやっている。

 やらなくていいのは、自民党国会議員だけ。

 萩生田光一は、パーティー券売上のキックバック額が収支報告書に未記載だった件で、「不明・不明」としている。

 

 金額も使途も「不明不明不明」…収支報告書、訂正してもなお不透明 [自民]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

 安倍派の有力幹部「5人衆」のひとり、萩生田光一・前党政調会長が代表の自民党東京都第24選挙区支部の収支報告書は、3年分の派閥からの収入計1952万円を追記。それとともに各年とも支出項目も追記したが、「支出の目的」「金額」「年月日」などの記入欄を「不明」とするケースがあった。支出総額も「不明」となった。

 

 当たり前のことだが、収入が未記載で改めて記載するとすれば、銀行預金などの残高がそれだけ不足することになる。では何に使ったのかということで、「不明」を連発するわけだ。

 確定申告書にも不明・不明・不明と記入すればどうなるか。日本には、不明で許してくれる優しい税務署はございません。

 推計課税をされることになる。一般市民が自民党議員の真似をするのはやめましょう。

 

 一般市民はまともな申告・納税が必要であり、自民党議員は脱税し放題。これが日本の現実です。

 さすがにSNSなどでは怨嗟や非難の声が上がり始めている。

 今さらという感が無きにしも非ずだが、選挙で鉄槌を下すしかあるまい。これが有権者みんなで選んだ政権というわけだ。

 それにしても税務署もいい加減に自民党議員に修正申告や追徴課税をさせないと、末端の税務署員は仕事しにくくなるばかりだろう。

 些細な計算ミスでも税務署に呼び出され、修正を求められる。

 「俺らにばっかり細かいこと言いやがって!自民党議員のところにも行かんかい! 権力者には野放しのくせに、一般市民にはここまでやるのか?」

 当然、そのような罵声を浴び続けるだろう。

 

 岸田首相 確定申告の“あきれた呼びかけ”に怒り続出「俺らも領収書なしでいいだろ!」(女性自身) - Yahoo!ニュース

 

 「今月16日から開始される確定申告において、それぞれの納税者のみなさま方に法令にのっとり適切に申告納税を行っていただくようお願いを申し上げたい」

 

 2月14日の国会でこう言い放ったのは岸田文雄首相(66)だ。X(旧ツイッター)上などではあきれかえる人が続出し、こんな怨嗟の声があふれている。 《確定申告、アホらしくてやってられねえよ》 《俺らも領収書なしでいいだろ!》 2月16日から確定申告が始まる。個人事業主の人のほか、サラリーマンでも一定所得を超えている人や副業などを行っている人などが対象だ。 もし、ここで申告を怠ったり、嘘の申告をしたりすると、ペナルティを加算された追徴課税が課せられるほか、悪質な場合には逮捕されることも……。滞納した税金は自己破産しても免責されず、一生涯ついてまわることになる。 一般人に対してかくも厳しい徴税だが、“上級国民”たる自民党議員は例外のようだ。

■領収書なしで使途を“自己申告” 自民党の調査によると、少なくとも82人いる裏金議員。現在、各議員は政治資金収支報告書を相次いで訂正しているのだが、領収書の添付もないどころか、支払い先や使途を<不明>としている例が続出している。 仮に、自民党議員たちが派閥からの裏金を私物化していた場合、“雑所得”となり課税対象となる。しかし、裏金議員たちは政治のために使ったと“自己申告”して、徴税を逃れようとしているのだ。 《今年の確定申告は、皆さん、コレで行きましょうね。税務署で何か言われたら、『え?自民党議員もみんなコレなんだから、いいんでしょ???』》 X上ではこんなふうに揶揄する声も。残念ながら、一般人が領収書なしに使途を申告したところで、税務署は取り合ってくれるはずもない。 また、裏金を<事務所で保管し未使用だった>としている議員も多いが、一般の会社が入手経路や使途が明らかでない現金などを社内に隠していた場合、税務署からはまっ先に脱税を疑われることになる。