IR、大規模沈下は大阪市負担 段階的拡張計画を明記(共同通信) - Yahoo!ニュース

 

 カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)を巡り、大阪市は5日、予定地の借地権設定に関する契約書案を公表した。大規模な地盤沈下が起きた場合、市が対策費を負担する内容。事業者と結ぶ実施協定案では、開業後に用地を段階的に拡張する計画を明記し、これに伴う土地対策で市の支出が増える可能性に言及した。吉村洋文大阪府知事は、開業時期の1年延期を適切だとした。  大阪市は、予定地の人工島・夢洲の土壌汚染や液状化対策として既に約788億円の拠出を予定。当初の事業区域は49ヘクタールで、隣接する6ヘクタールを「拡張予定地」とした。第1段階として開業後10年以内に拡張の是非を決めるとしている。

 

 IR開業における最大の問題は、夢洲の地盤。

 地震が起きた場合の液状化、大規模建築物による地盤沈下。

 埋立地である関空も地盤沈下の問題を抱えているが、夢洲はそれよりひどい。

 そもそも関空は空港施設を建設する目的で埋め立てられている。建物にも地盤沈下を想定した工夫がなされている。

 [関西空港] 不同沈下対策|関西エアポート (kansai-airports.co.jp)

 

 建物が傾いたらジャッキアップして鉄板を挟み、調整するそうだ。

 

 夢洲はそもそも建物を建設する目的で埋め立てられた場所ではない。ゴミ焼却灰、浚渫残土、取り壊した建物の残骸。

 ほかに持って行き場のない廃棄物の最終処分場として機能してきた。

 地盤はズブズブの緩々。

 そんな場所にカジノ付きホテルだの国際会議場だのショッピングセンターだのという大規模建築物を建設しようとすれば、どんな地盤沈下が起きるのか、あるいはその対策費はいくらになるのか、想像もつかない。

 それらすべて、カジノ業者でなく大阪市が負担するというのが上のニュースだ。

 

 軟弱地盤、ズブズブ緩々。辺野古もそうだった。

 「辺野古」工事費 底なし 埋め立て14%すでに半分近く使い切る 米軍幹部も「ドローンの時代に不要」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

 4000億円を投入して、進捗は14%だと。単純計算なら総額で2兆8千億円以上になる。

 似たようなことを大阪で、大阪市税でやるらしい。

 さすが、アベスガの金魚のフン。維新のやることは、アベスガに倣ったか。

 

 

 

 こんなことをやり続ければ、国の衰退は止まらんな。