関東大震災の朝鮮人虐殺 松野官房長官「政府内の記録見当たらず」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

 松野博一官房長官は31日の記者会見で、関東大震災当時の朝鮮人虐殺を巡って、過去に政府の会議が報告書で虐殺を認定していることについて「(報告書は)有識者が執筆したものであり、政府の見解を示したものではない」と述べた。その上で「政府内で事実関係を確認できる記録が見当たらない」として論評を避けた。

 政府の中央防災会議が2009年に作成した報告書では「虐殺という表現が妥当する例が多かった」と記述。「殺傷の対象となったのは、朝鮮人が最も多かった」とも記されていることから、ネット交流サービス(SNS)上などでは、今回の松野氏の見解と矛盾するという批判が出ていた。内閣府によると、中央防災会議の報告書は、大学の研究者を中心とする専門調査会の委員によって作成されたという。

 

 虐殺について、すべて闇に葬られたわけではない。

 氷山の一角だろうが、検察は600人もの容疑者を立件、起訴したそうだ。

 当然、その裁判記録は公的文書として残っているはずだ。

 神奈川県でも、大量の公文書が見つかっている。

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関東大震災と民衆犯罪 ――立件された一一四件の記録から (筑摩選書 262) | 佐藤 冬樹 |本 | 通販 | Amazon

 

 「確認できる記録が見当たらない」とは、この松野の知能程度が一般社会人レベルでないことを示すだけのこと。

 あるいはすっとぼけることで、まだ国内に残るネトウヨ層に媚びを売っているか。

 

 日本人の犠牲者も少なからずいる。明日は我が身、歴史に目をつぶることはいかに危険か、こんな政権に投票することはそれに加担すること。一人一人がよく考えることだ。

 

 日本人が日本人を集団で殺害…関東大震災直後の忘れられた事件 現代に通ずる差別意識と偏見の暴走:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

「日本人が、集団で日本人を殺す。考えられないことさえ起きています」

 「検見川事件」は震災から4日後の9月5日に発生。被害者は沖縄、秋田、三重県出身のいずれも20代の男性で、東京から旧花見川を渡って避難していた。島袋さんが入手した当時の新聞などに惨状が記されている。

 「三名を不逞鮮人の疑いありと巡査駐在所に同行、人々は数百人(中略)三名を針金にて縛り殺したものである」(法律新聞・1923年11月3日)

 「警察署の身元証明書を出して哀訴嘆願するにも

かかわらず(中略)滅多斬

めったぎりに惨殺した」(山形民報・同年10月18日)

 「死骸を花見川に投棄」(宮武外骨『震災画報』)