万博工事に「残業規制を適用しないで」 作業遅れ協会が政府に要望(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 大阪・関西万博で参加国・地域が費用を負担して建てるパビリオンの建設が遅れている問題で、主催する日本国際博覧会協会(万博協会)側が政府に対し、来春に始まる建設業界への時間外労働の上限規制を、万博に適用しないよう要望したことが27日、わかった。ただ、関係者からは慎重意見が相次いでいる。

 

 昨日、大阪府枚方市では気温39.8℃を記録した。

 大阪市周辺も35℃以上、京都は38℃だったか。

 おそらく来年の夏も35℃以上になるだろう。よほどの冷夏というのもなくはないが、平年通りなら35℃以上ということになる。

 そんな過酷な場所で、作業員をいったい何時間働かせるつもりか。

 万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だそうだ。ちゃんちゃらおかしいとは、このこと。

 作業員の生命を危険にさらして、何が「いのち輝く」のか?

 

 こんな異常な要請を出した万博協会の会長が経団連会長でもある十倉雅和である。

 経団連会長ともあろう者が、法律で決められたことが守れない、法律の例外として認めろと、恥ずかしくないのか?

 

 そもそも、大阪市予算は、万博とその関連事業に205億円、夢洲整備に233億円。一方、ヤングケアラ-支援には4千万円、児童虐待防止・家事育児支援が3500万円。

 子どもの生命を守る、若者の生活を守る、その予算は万博・夢洲関連の1/1000に満たない。

 これで「いのち輝く」と称する噴飯もののイベントが万博である。

 これに異議を唱えるどころか、さらに生命を踏みにじろうとするのが、この十倉である。

 

 政権やマスゴミだけでなく、経済界の凋落も著しいようである。

 十倉よ、今からでも遅くない。万博中止を訴えて会長を辞任しろ。そしてこう言うがいい。

「万博は中止すべきだ。もはや開催の意味がない。大阪府・市の万博や夢洲関連の予算は、児童虐待防止やヤングケアラー支援に回すべきだ。その方がよほど「いのち輝く」ことになる。今日までこんな愚かなイベントに加担した件について、お詫びするとともに経団連会長も引責辞任いたします。」