「ネトウヨ側は裁判で負け続け」だった。

 この国の司法は捨てたものではないという認識だったが、権力側が相手では、そうでもない。

 

 【ヤジ排除裁判】 二審で原告一部敗訴 「安倍やめろ」ヤジ飛ばした男性の排除は"適法" 一審判決を一部取り消す 札幌高裁(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース

 

 この裁判は2019年7月、札幌で参院選の応援演説中だった当時の安倍首相に「安倍やめろ」「増税反対」などとヤジを飛ばした男女が警察官に排除されたのは表現の自由の侵害で、「精神的苦痛を受けた」として、北海道に対し660万円の損害賠償を求めていたものです。

 被告側の北海道警察は「周囲とトラブルになる危険があり、排除は適切だった」と主張していましたが、2022年3月25日、一審の札幌地方裁判所は「政治批判の機会を無理やり奪われた表現の自由の侵害で、違法と言わざるを得ない」として、男女の訴えをほぼ全面的に認め、道に88万円の賠償を命じる判決を言い渡しましたが、道が控訴していました。

 6月22日、二審の札幌高裁の大竹優子裁判長は、警察官による男性の排除については適法として一審判決を取り消す一方、女性ついては排除は違法で、表現の自由などを侵害したとする一審判決を支持し、道の控訴を棄却しました。

 

 北海道警察は以前にバカ認定している。今日は、この裁判官をバカ認定せねばならない。

 一審判決を取り消した根拠として、排除された男性が周囲の(自民支持者と思しき)者から小突かれトラブルになりかけていたからということらしい。

 だったら、腕をつかんで数人がかりで引きずり出すのは、この男性の方ではなく、小突いた方だろう。

 あるいは、この男性の周囲をガードしてやったらどうだ?

 下はヘイトデモの警備の写真。 

 香山リカ on Twitter: "以前、原宿でヘイトデモがあったときも ...

 

 ヘイトデモの参加者が、周囲の者に小突かれたら引きずり出して連れ去るどころか、そうならぬようにがっちりガードしているではないか。

 「安倍辞めろ!」や「増税反対!」のヤジを飛ばした者、周囲から小突かれたなら、同じように完全ガードしてやればよかったではないか?

 警察による厳重なガードの中で、「安倍辞めろ!」、「増税反対!」と叫ぶことができれば、なかなかの民主主義社会と言える。

 もちろん、そんなことができるわけがない。所詮、権力の飼い犬、飼い猿。それは警察もこの裁判官もだ。