NY外為 一時1ドル=140円台まで下落(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース

 

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円安が再び加速しています。 外国為替市場で円相場が、一時1ドル=140円台まで下落しました。1ドル140円台をつけるのは去年11月下旬以来およそ半年ぶりです。 アメリカで利上げ継続の観測が浮上していることや、債務上限問題の警戒感からアメリカの国債が売られ、長期金利は上昇傾向が続いています。このため日米の金利差が意識され、円を売ってドルを買う動きが強まりました。

 

 マスゴミは例によって、当たり障りのない報道しかできない。日本にとって都合の悪い真実、耳の痛い話はしない。

 

 現在の円安の主原因は円安だ。検索すると意外にも、NHKが真っ当な解説をしていた。

 

 円安を加速させる?「貿易赤字」との関係を安藤キャスターが解説 (nhk.or.jp)

 円安が進めば進むほど、輸入代金を支払うためにより多くの円をドルに両替しなければなりません。円がよりたくさん市場に出ることになり、そのことがさらなる円安につながるのです。

円安の時に輸入すれば貿易赤字になりやすいですが、円安そのものを加速させることにもなるのです。

 

 株価なら、割高と多くの人が判断すれば、買いが減り売りが増えて値が下がる。

 ところが、日本は石油石炭LNGを買わざるを得ない。

 それらが値上がりしていなくても、円が安いとより多くの円をドル換金して購入せねばならぬ。円安の連鎖が収まる気配はない。

 

 2022年の貿易統計速報 燃料輸入増に伴い約20兆円の赤字 | 原子力産業新聞 (jaif.or.jp)

 

 鉱物性燃料輸入額は、対前年比96.8%増の33兆4,755億円に上るそうだ。

 国民一人当たり、30万円近い。その金額が海外に流出する、あるいは煙になって消えていくわけだ。

 

 円安やこの不景気にブレーキをかけたいならば、この輸入額を減らすことが最も有効な対策ということになる。

 太陽光、風力、水力、地熱、潮力、波力、これら再生可能エネルギーを何倍、何十倍にも拡大させて、電力供給や自動車燃料の水素生産に活用するしかない。

 

 ところが、日本はいつまで経っても及び腰。

 安倍晋三に代表される軍拡大好きで核武装を夢想する政治屋たちにとっては、原発より安価で安全な再生可能エネルギーは邪魔なのだろう。核技術の放棄につながるエネルギー源は潰さねばならぬ。安倍の亡霊、未だ消えずか。

 

 一方、電力会社側は原発には及び腰だ。東京電力の旧経営陣が、福島原発事故の賠償責任について株主代表訴訟を起こされ、一審判決では10兆円を超える賠償を命じられている。

 これでは、いくら政府側が原発を求めても、電力会社は原発から逃げるだろう。

 結局、化石燃料に頼るしかない。

 不景気と円安の連鎖、まだまだ続くよこれからも。