ウィシュマさん動画公開を問題視 法務大臣「原告側が勝手に編集」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

 

 斎藤健法務大臣:「ビデオ映像の一部を原告側が勝手に編集してマスコミに提供して公開した」  斎藤法務大臣が問題視したのは、おととし、名古屋市の入管施設で死亡したウィシュマ・サンダマリさん(当時33)の遺族側が死亡前の映像を公開したことについてです。  映像は、遺族側が国に損害賠償を求めた裁判で国側が提出したもので、およそ5時間分の一部が証拠調べが行われる前に公開されました。  遺族側は「誰もビデオを見ていない状況で入管法改正案の審議が始まってはならない」と主張しています。

 

 

 ようするに、自分たちにとって都合の悪い映像、都合の悪い情報なわけだ。それを公開するのがけしからん、気に入らんということだ。

 「勝手に編集した」とお怒りのようだが、5時間もの映像を簡単に見られるわけがない。5時間の映像の中で、ウィシュマさんの衰弱ぶりがうかがえ、医師による診察を求めている場面をピックアップするのは当たり前だろ。

 

 

 

 こちらの映像を見ると明らかだ。

 衰弱し、息もできない、病院に行かせてくれと訴えるウィシュマさん。職員たちは、医者の誰某がかっこいいだの若いピチピチのナントカだのとのんきな会話をしている。

 まともな法務大臣ならこの映像を見て、職員の刑事責任について言及すべきだろう。未必の故意による殺人、保護責任者遺棄致死、業務上過失致死、そういった犯罪に該当する疑いがあり、法的処罰についても厳正に対処する。

 そんなことを言える法務大臣が自民党にいるはずもないが。