時系列を整理します。
3月2日
立民党小西議員が記者会見
安倍政権下の内部文書か、放送の公平性巡りやりとり 立憲議員が公表(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
文書について小西氏は、総務省の職員から提供を受けたとしている。安倍政権下では、政治的公平性をめぐる放送法の解釈について、一つの番組ではなく放送事業者の番組全体をみて判断するという従来の解釈に、一つの番組で判断できるという新たな解釈を加えた。公表された文書には、礒崎補佐官が総務省に新解釈の追加を求めていく過程が記されている。 小西氏は会見で「民主主義の根幹である放送法の解釈を、少人数の権力者だけで作ってしまうことが文書によって明らかになった」などと述べた。文書の真偽については、「同じものが(総務省の)放送政策課に存在するということを確認を受けている」とした。
高市氏(現経済安全保障担当相)は2日、国会内で記者団に対し、文書について報告を受けていないとしたうえで、「怪文書だと思う」と語った。岸田文雄首相は官邸で記者団に「放送法に関わる課題なので、所管する総務省において説明していくものだと承知している」と述べた。礒崎氏は朝日新聞の取材に「コメントできない」と語った。
記事をよく読めば明らかでだが、これまで報道されてきた内容と齟齬はない。安倍内閣の時代に、放送法の解釈を巡って新たな解釈を加えた、その件は2015年5月に国会で、ほかならぬ高市自身が示している。
小西議員は3日の参議院予算委員会で当該文書を示して、「個別の番組への圧力をかける目的だ」と批判したところ、
高市はこれを「捏造」だとして啖呵を切った。
高市氏、放送法文書は「捏造」 事実なら議員辞職 参院予算委(時事通信) - Yahoo!ニュース
小西氏が「捏造でなければ閣僚、議員を辞職するということでよいか」と尋ねたのに対し、高市氏は「結構だ」と応じた。
ところがやはり文書は本物だった。これが今日のニュース。
放送法の「行政文書」確認、解釈に変更はない=官房長官(ロイター) - Yahoo!ニュース
松野官房長官は7日午前の記者会見で、放送法の解釈に関する総務省作成とされる内部文書について「総務省で行政文書であること確認した」ことを明らかにした。内容は現在、総務省が精査中だとしたが「従来の解釈を変更することなく、補充的な説明を行ったもの」であるとの認識も示した。
官房長官自ら、「行政文書」と認めたわけだから、「捏造」呼ばわりして啖呵を切った高市の辞職は免れまい。
官邸側も庇いきれないということだろう。
当該文書を国会で持ち出され、総務省の官僚たちが質問されれば、まさか「捏造です」などとウソを言えるわけがない。
安倍内閣時代のように公文書を改ざんして死者を出すこともできない。
やはり往生際の悪い高市は、まだこんな負け惜しみをほざいている。
高市氏「辞職迫るなら立証を」 文書は「捏造で不正確」と重ねて主張(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
行政文書ではあるが、記載された内容は真実ではないということだそうだ。
高市によると、総務省は2015年に虚偽の行政文書を作成していたらしい。
では、その時期に総務大臣を務めていた者には相応の責任を取っていただければなりませんね。
それは誰でしたっけ・・・高市!!!