まあ、こんなもんか。

 東京オリンピック・パラリンピックの開催費用は、当初予定が7340億円。

 結果は5倍に相当する3兆6800億円。

 予算垂れ流し、その垂れ流しに群がるハイエナ、シロアリども。

 

 お茶くみ職員の日当が20万円とされている。もちろん実際に払われたのはその5%から10%だろう。

 90%から95%は業務委託の連鎖で丸投げに丸投げを重ねたものだ。

 “お茶汲み”する職員に1日20万円…五輪費用3.6兆円オーバーの“裏側” 組織委元職員が告白【報道特集】 | TBS NEWS DIG (4ページ)

 

 業務を受注する側の企業から、大会組織委員会に従業員を出向させる。右手と左手でキャッチボールするなら、値段はつけ放題というわけだ。

 このブログを始めてから何年間も主張し続けてきた。マスゴミがだらしない、なぜ権力の腐敗を報道しないのか。

 マスゴミの存立基盤たる広告収入を差配する会社が、腐敗した権力側からたっぷりとうまい汁を吸っているからだ。

 

 こうやって権力側が守ってくれるからだ。

 東京五輪最上位スポンサーが受注した計800億円の契約額が非公表な理由は…IOCが主張する「守秘義務」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

 

 東京五輪・パラリンピックで、大会組織委員会が東京都や国の税金を使い、最上位スポンサーに発注した77件の個別の契約額を公表しないことが分かった。非公表の契約額は計800億円。都や国が5割強を、残りを組織委が負担した。組織委は公表に向け国際オリンピック委員会(IOC)と交渉したが、守秘義務を理由に応じなかったため断念したという。事業の原資に税金が含まれるにもかかわらず、使い方の妥当性を十分に検証できないことになる。

 

 民主党政権では、こんな甘い汁は吸えなかっただろう。

 だからあれほど叩いたわけだ。

 この10年間、日本で進んだことは、反理性反知性反法秩序だ。

 反理性反知性反法秩序を推進する側にとって、親和性が高いのはネトウヨであり、エセ保守思想である。逆に理性知性法秩序は邪魔な存在でしかない。

 リベラルな政治家を叩き、理性的なキャスターやジャーナリストを報道から追い出し、福島瑞穂や辻元清美に事実無根の誹謗中傷を浴びせ、学術会議の人事に介入する。

 

 この10年間、自民党とマスゴミが一体になってやってきたことが見事に符号する。

 これでもまだ懲りてないのでしょうね、多くの人々は。