数分ほどの話の中に、いくつものウソやデタラメ、ゴマカシが満載の記者会見でした。

 

 

 立候補を表明している辰巳氏は無所属での出馬としている。

 大阪府知事選 共産・元参院議員の辰巳孝太郎さんが立候補を表明 無所属で出馬へ(MBSニュース) - Yahoo!ニュース

 

 18:30から、記者の質問はIRが争点になることについてだが、吉村は「共産党、キョーサントー」と喧しい。

 無所属の立場を表明している者に対して、「バリバリの共産党」とは、それがネガティブキャンペーンになると思っているからだろう。

 「これまでも公約で訴えてきた」というが、「カジノに公金は一切投資しない」という約束をしてきたのではないか。

 前言翻しに対する有権者の審判はこれからだ。

 19:32から、「IRを使って大阪の経済成長」だとさ。博打場で経済成長なんぞ、いらんいらん。

 エンタテイメントだの、国際会議だのと言っているが、会議場なら大阪にはすでにグランキューブがあるぞ。インテックス大阪もあるぞ。インテックスとグランキューブの両方が存在することを「二重行政のムダ」と批判していたのは、大阪市廃止における維新の主張だった。さらに建設してどうする?

 これだけでも、維新がいかにインチキか明らかだ。

 だいたい、大阪IRの展示場の規模は当初計画の1/5に引き下げられた。インテックスよりも規模は小さい。

 あんな都心から離れた場所で、インテックスよりも規模小さい施設なら、存在意義はほとんどなくなる。

 会議場なら、グランキューブの方がはるかに立地がいい。

 

「年間1兆円の経済効果」???

 大阪ワクチンを2020年内に実用化させると明言していたのは、どこのバカだ?

 結果は、「取らぬ狸の皮算用」ならぬ、「インチキ吉村の大妄想」、ワクチン開発に投じた補助金はまったくのムダになってしまった。

 ポビドンヨードうがい薬がコロナに有効という件もあったな。あれもまったくの妄想。

 オマエの皮算用や妄想は、もういらん。

 

 「負の遺産 夢洲」、これもウソ。夢洲は、そもそも焼却灰や建設残土の最終処分地だった。持って行き場のないゴミの燃えカスや公共工事で生じた残土、処分に困る物を処分した土地だ。だから、地盤が軟弱なのは仕方ないし、ありがたい存在だったのだ。

 

 21:15からの聞くに堪えない詭弁。「土地に投資する」。

 そうそう、大阪市や大阪府はIRに投資するのではありませんね。IR用地に投資するのです・・・・・。こんな詭弁でよくぞ府知事が務まるものだ。

 賃料収入にも言及しているが、何度でも言う、インチキ吉村の皮算用の妄想はいらん。

 

 「共産党がカジノ反対というなら、パチンコ撤廃も求めないとおかしい」

 おかしいのはテメエの頭。

 パチンコ屋のために、用地整備で790億も突っ込むのか。

 790億で済むという保証はない。むしろこれまでの維新のやり口からすれば、追加工事に次ぐ追加工事で、数千億円に費用が膨らむ恐れは十分にある。

 最悪、数千億円の費用を地盤改良に突っ込み、カジノ業者が「やっぱり撤退します」と消えてしまうことだってあり得る。

 

 カジノに反対するほとんどの理由は、カジノができること自体よりも、そこに公金を注ぎ込むこと、それが何千億円になるか不明なこと、採算合わず大阪府市が大損するリスクが極めて大きいことだ。

 大阪の皆さん、お近くの神戸市がこんな赤字に苦しんでいるのはご存じですか。いい加減な見通しで大規模な公共事業をやってしまうと取返しがつきません。

 累積赤字1000億円、それよりももっともっと、ひどい赤字になるのではありませんか?

 

 累積赤字1千億円超、地下鉄海岸線 開業20年、一度も黒字なし 神戸の下町、活性化遠く|総合|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)