産経新聞に22万円の賠償命令 辺野古での反対運動めぐり名誉毀損:朝日新聞デジタル (asahi.com)

  

 

 猪股さんは「大袈裟太郎」の名前で活動。産経は2017年11月の記事で、第三者のネット投稿を引用する形で「辺野古でも暴力の限りを尽くし」「相手が無抵抗だと罵声を吐いて挑発し揚げ足をとり、いざ検挙となると急に縮み上がって主張を引っ込める小心者」などと書いた。

 判決は、猪股さんが直接的な暴力に及んだり、建設反対の主張を撤回したりしたことを裏付ける証拠はなく、「真実性の証明があったとは認められない」と判断した。

 産経側は「ネット上で(猪股さんについての)意見やコメントが述べられた事実を書いたに過ぎない」とも主張したが、判決は「その内容が事実であるかどうかを留保する記載もなかった」と退けた。

 

 

 下のリブログは7年も前の当ブログ記事になる。産経新聞の加藤達也は、当時の韓国大統領について「〇〇〇というウワサがある」、「〇〇〇していたというウワサがある」と書き連ねていた。

 そのウワサの真偽は確認しない。ウワサが自分たちにとって歓迎するものならば、そのまま紙面に載せる。

 こんなやり方は報道機関としてあり得ないわけで、それで名誉を棄損された側からすれば、訴訟を起こさねば納まらないだろう。

 賠償額が22万円では、労力や訴訟費用からすれば割に合わないだろうが、泣き寝入りせず勝訴判決を得たのは猪股さんにとってよかった。

 逆に産経にとっては、またも賠償命令を受けたわけで、ウワサやネットでの書き込みを無責任に転載するインチキ紙面に対して司法から厳しい指摘を受けたことになる。

 

 朝日新聞は、従軍慰安婦報道の一部に誤りを認めた。吉田某という情報提供者が嘘をついていたのである。吉田は実名、顔出しでウソの証言をしていたわけだが、「事実の検証もせず、ウソをそのまま報じた朝日新聞はケシカラン」と徹底批判していたのがほかならぬ産経である。

 その産経は、ウワサの事実確認もせずに記事にしたり、ネットデマを平気で転載していたのである。

 発行部数もどんどん減っているそうだ。産経が消え去ることを期待したい。