「中央銀行がいったん国債の引受けによって政府への資金供与を始めると、その国の政府の財政節度を失わせ、ひいては中央銀行通貨の増発に歯止めが掛からなくなり、悪性のインフレーションを引き起こすおそれがあるからです。」

 

 財政節度なんぞ、とっくに失われている。

 安倍晋三なる者、総理大臣在職中に国会で数百回もウソつきまくった卑劣漢。こんなことを言い出している。

 

 安倍晋三氏「防衛費をNATO並みに」 GDP比2%、改めて主張(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

 GDPは、こやつによる統計ゴマカシで正確な数値が出ていないが、おそらく500~550兆円ほどだろう。1%増やせば5兆円。

 消費税は1%当たり2兆5千億円ほどだから、消費税を2%増税して捻出しなくてはならないことになる。

 もちろん安倍は、「消費税を12%にして、防衛費を倍増させるべし」などとは言わない。そんな思考はとっくに麻痺しているのである。予算も財源も税収も税率も知ったことではない。子供の政治ゴッコのレベルだろう。問題は政治ゴッコしかできぬ無能者が、総理大臣として在位最長となり、現在も威勢をふるうこの社会にある。

 日本経済、社会の末期症状と思えるのだが、いかがであろうか?