ようするにこの男、その時に自分が目立てればいいわけだ。府の予算が有効に活用されているのか、困っている人々に本当に必要なのか。そんなことを考える能力もなければ、意識もない。

 下の映像をみていただければわかる通り、マスゴミを集めて、やっている感の演出には熱心だ。

 

第6波に備え 500床の臨時医療施設 整備完了 大阪・吉村知事が視察 (asahi.co.jp)

 

 結果はどうなったか。

 大阪府の誤算 千床整備も使用率7%、コロナ療養施設閉鎖へ(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

 大阪府は新型コロナウイルス対策として、大阪市の国際展示場に設けた臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」を5月末の期限で閉鎖する方針だ。総予算84億円をかけて整備した1千床の使用率は、最大7%。

 

 84億円かけて整備した役立たずの施設、残しても仕方ないので閉鎖するらしい。 

 

 立地を含む施設環境も影響した。府幹部は「周辺に3次救急の医療機関がなく、重症化リスクが高い人は入れられない。自家用車がない人にとってアクセスがいいとはいえない」と話す。「天井が高すぎて就寝時に不安」として、入所後まもなく宿泊療養施設に移った患者もいたという。 第6波では病床逼迫のあおりで、陽性判明後も待機を余儀なくされた高齢者施設でクラスター(感染者集団)が多発。施設関係者から「感染した高齢者をセンターで受け入れられないのか」との不満が噴出した。 府は要介護の患者受け入れを検討したが、当初から自立生活ができる患者を想定し「センターには手すりもなく、バリアフリーでもない」として断念した。

 

 使用率は最大7%ということ、1千床だから最大で70人が利用したのだが、最初の頃は1人2人ということもあった。トータルの使用率はせいぜい3~4%だろう。平均して40人が使用したとして、4カ月の稼働だから120日として、

 40×120=4800人(延べ使用人数)  8,400,000,000円÷4800=175万円。

 お一人様1泊175万円だとよ。どんな高級ホテルの豪華スイートルームでもかなわんな。

 いや、84億円は設置のための費用だ。これを撤去して元に戻すのに、また大金を要するだろう。維持費もかかったはずだ。水道光熱費や人件費。トータルすれば100億円は下らぬか。それなら

 10,000,000,000÷4800=約208万円だ。

 

 お役人さんはよろしいなぁ。失敗しても何の責任も取らない。100億円ほぼ丸損。これが民間企業なら、担当責任者はどんなことになるだろうか。中小のオーナー企業なら、経営者は100億円の丸損だ。

 吉村は何の責任も取らず、批判もろくにされない。またテレビに出ればチョーチン無芸人どもがヨイショヨイショと持ち上げてくれる。

 だからバカになるとも言える。

 こういったツケは、必ず庶民に返ってくる。円安、円の購買力低下による物価上昇としてもう始まっているが、まだまだ序の口だ。