ついに、そこまでやったか、というのが実感である。
ウクライナがNATOに加盟するのがそれほど嫌だったか。
それを認めがたいとして、ほかに方法はなかったのか。
ロシア、狙いはウクライナのNATO加盟阻止:中日新聞Web (chunichi.co.jp)
真の狙いはウクライナの軍事力の無力化と、米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)加盟阻止にあり、ドンバス紛争解決は口実にすぎないと指摘されても仕方がない。武力で隣国との関係を改善しようとするのは相手を見下した大国のおごりと言える。
反ロ的言動を繰り返すウクライナ政権の振る舞いを見れば、同国が目指すNATO加盟がロシアの重大な脅威になるとの懸念は理解できる。だがミサイル攻撃で軍事インフラを破壊しても、二〇一四年のクリミア併合で悪化したウクライナ国民のロシアに対する反感と民族感情は消えるどころか、かえって燃え上がるだろう。
ロシアをここまで追い詰めたのは欧米の外交的失敗とも言える。昨年末にNATO不拡大確約を求めたプーチン氏の提案に、米国などが真剣に耳を傾けたとは言えない。ロシアとの関係は、既に率直な対話が不可能な状況にまで悪化していた。
ところで、安倍晋三はどうするのだろう?
プーチンに対して、「同じ夢を見ている」だの、「駆けて駆けて駆けぬけよう」などとほざいて世界に恥をさらした、あの安倍である。
どうするのだろう、と思っていたら、ニュースがあった。
安倍氏、ウクライナ侵攻を非難 自民は対策本部(時事通信) - Yahoo!ニュース
ついこの前まで、ベッタリネチネチとプーチンにすり寄っていたバカが、今さら何を言うか。
ロシアにとっても、この戦争は痛し痒しだ。経済制裁で原油も天然ガスも売れなくなれば、経済が立ち行かない。
欧米にとっても同じ。原油やLNG価格が暴騰すれば、景気が悪化するだけでなく、人々の生活を苦しめることになる。
誰かが仲裁役となって妥協案を提示し、プーチンの顔を立てる形で戦争を終結させる。
そうすれば、平和の立役者として歴史に名を残すだろう。まさか安倍にできるわけもないことは百も承知だが。