“裏金告発”泉田議員の解任を要求「愛党精神欠如」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
告発された側でなく、告発をした側が圧力を受けるというのは、社会において珍しいことではない。
上司からのセクハラ被害を告発した女性、会社の不正を指摘した会社員。会社から嫌がらせを受けたり、解雇や左遷などの処分が科されることは(あってはならないことだが)あり得る。
組織にとって都合の悪い事実が明らかになった場合、真相を究明し、然るべき対処をするのか。告発や暴露をした側に圧力をかけ、臭い物に蓋をしようとするのか。
自民党は、間違いなく後者の組織ということだ。不正を告発すると処分されるのか。
自民・泉田衆院議員「裏金要求された」 元新潟県連会長は否定|TBS NEWS
自民党 泉田裕彦衆院議員
「『2000万円や3000万円を勿体ながったら、人生終わるよ。そこなんだよ』というお話がありました。『いちいち警察に報告するわけじゃないんだから』という発言もありました」
「払わなければ選挙に落ちるぞ」という文脈で、裏金を要求されたといいます。
選挙における自民党の強さの源泉の一つはこれか。県組織のトップに大金を渡し、それが県会議員や市会議員など下の者に降りてくる。そして、それぞれの後援会が支援をする。後援会は集票組織として機能し、後援会関係者やその依頼を受けた有権者は羊のごとく指示に従い、票を入れる。
“裏金告発”問題が泥沼化…「盗聴器」で真っ向対立(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
都合の悪い事実が暴露された場合、「そんなことは言っていない」と言い逃れするのはお決まりのパターン。ところが録音データを公開され、言い逃れできないとなると、「盗聴だ、盗み録りだ、」と文句を言うのもお決まりではあるな。