令和の大本営発表

東京五輪・パラリンピック組織委員会は２８日、両大会終了後初となる理事会を開催し、新型コロナウイルスに感染した選手・関係者の入院者数が、当初発表の５倍超に増え、ピークの日で１１人いたと発表した。９月５日のパラ閉幕直後は、両大会でピーク時で２人と発表していた。

　集計の対象としていなかった国内在住スタッフや入国後１４日間を経過した関係者の状況を調査し再集計した。入院者数は当初の５人から２５人に増えた。

　終わって1ヶ月近く経って、出してきた数字がこれだ。実は5倍いました。真実を1/5に圧縮していましたということ。

　オリの開催後に出したら、パラは中止せよという世論が強くなるだろうから、真実の数字を隠蔽していたわけだ。

　七十数年前の大本営発表とどう違うのか？

　無理が通れば道理が引っ込むという。

　安倍政権になってから、武力を使った衝突はあったが戦争状態ではなかっただの、ホテルの宴会に明細書も領収書もないと強弁したり、募ったが募集をしていないなどと言ったり、真実の否定、論理性と国語の破壊を続けた成れの果てだ。

　マスゴミは自民党総裁選挙に見苦しいはしゃぎぶりだが、誰が総裁になっても、同じことの繰り返しだろう。