高市氏がブチ上げた「サナエノミクス」の3本柱とは? | 会社四季報オンライン (shikiho.jp)

 

 

高市氏、「サナエノミクス」掲げ決意 自民党総裁選出馬を正式表明 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

 あまりにもバカバカしい「サナエノミクス」とやら。バカバカしくて一々突っこむ気にもならぬと言いたいところだが、経済知識の弱い人もいるので、しっかり斬っていきましょう。

 

高市氏は金融緩和、緊急時の機動的な財政出動、大胆な危機管理投資・成長投資を3本柱とする「日本経済強靭(きょうじん)化計画」(サナエノミクス)で「経済を立て直し、成長軌道に乗せる」と強調。

 

 「経済を立て直し、成長軌道に乗せる」と発言することは、現在の景気が悪い、経済が成長していないと認識しているということだろう。

 では、その原因であるはずのアベノミクスは否定しないとおかしいではないか。毎日の記事には、「経済政策を踏襲」となっている。基本的な論理矛盾だ。

 安倍晋三前首相の経済政策を踏襲しながら、緊急時にも重要物資調達を可能にするなどの危機管理投資を加えた。

 

「サナエノミクス」と称する「日本経済強じん化計画」を掲げ、金融緩和、緊急時の機動的な財政出動、大胆な危機管理投資・成長投資の三本の矢に取り組むとした。

 

 「金融緩和」というが、現在も史上(市場)例のない金融緩和が継続されている。日銀は2013年4月に「異次元金融緩和」を開始し、当時130兆円だった国債保有高は昨年500兆円を突破し、さらに上場企業株式やETFまで巨額買入れを継続している。高市の言う金融緩和とは、これの継続のことなのか。それとも現在以上の金融緩和をするということなのか。

 当ブログ読者の皆さんは、現在の国債の利回りを知っているでしょうか?3年物、5年物国債の利回りはなんとマイナス約0.1%!

 0.1%のマイナスならば、100万円で買って満期に99万9千円になるということ。金利とは利益になるから金利であって、これでは「金損0.1%」ではないか。高市のいう金融緩和とは、これを継続するということなのか、それともさらに金融緩和を強化して、例えばマイナス0.2%とかマイナス0.3%まで下げていくという意味なのか。

 頭の悪いマスゴミどもは、こんな当たり前の疑問についても質問できず、高市の言い分を垂れ流すしか能がない。

 

 こんな議論以前のこと、そもそも「金融政策」とは日本銀行の専管事項である。内閣総理大臣といえど、本来は金融政策には立ち入れない。10年以上前には、自民党にもこういう知性が残っていた。

 金融政策は日銀の専管事項=尾身財務相=2 | Reuters

 国会の場で政府としての意向を明らかにするのがせいぜいなのである。こんなことも指摘できないマスゴミの程度の低さ、なんとかならんのか。

 財政出動も成長投資も具体策はなし。財政出動だの成長投資だの、いったい何をするのか説明は何もない。また公共工事を拡大するのか?そもそもアベノミクスなど中身は何もなく、日本経済の成長は止まったままだ。

 

  

 国旗を傷つけたら刑事罰だと息巻くぐらいしか能のないエセ保守、なぜこんな女が跋扈するのか、日本の低迷、凋落を象徴している。