作家の竹田氏、二審も敗訴 差別指摘は「公正」 東京高裁(時事通信) - Yahoo!ニュース

 

 竹田が二審も敗訴した。これに関する論評は一審判決後にしているので、内容がやや重複することをお断りしておく。

 この訴訟に至ったきっかけは、富山県朝日町の教育委員会が、この竹田を講師として呼ぼうとしたことに山崎氏が批判したことだった。

 

 判決などによると、山崎氏は2019年11月、竹田氏が富山県朝日町教育委員会主催の講演会に講師として招かれることについて、中高校生に「自国優越思想」を植え付けるなどと批判する投稿をしていた。

 

 教育委員会ともあろうものが、こんな差別主義者、エセ保守を講演に呼ぼうとしていたことに呆れざるを得ない。

 「日本の教育委員会なんぞ、その程度に決まっているだろう、驚くには及ばぬ」という反論はともかくとして、これで竹田の仕事は激減するだろう。テレビ出演も講演も無理だろう。

 なんせ、高等裁判所の判決で「差別主義者」とレッテルを貼られたに等しいものだからだ。今後、竹田を講演に呼ぼうとすれば、あるいはテレビ番組に登場させようとすれば、「差別主義者、レイシストをなぜ講演に呼ぶのか」「なぜ差別主義者にテレビで発言の機会を与えるのか」という批判は必至だからだ。

 教育委員会などの教育機関はもちろん、事なかれ主義の日本マスゴミやそのスポンサー企業にとっても、竹田は歓迎せざる人物となった。

 

 竹田はツイッターでこうも言っていた。

 

 「私の経験上、弁護士の多くは負けることが分かっていても訴訟したがります。負けてもお金になるから。山崎雅弘氏の知り合いの弁護士は、負けるリスクについても説明したのですかね?私の弁護士は、勝ち目のない訴訟はやめるように助言してくれます。それが本当に信頼できる弁護です。」

 

 訴訟を起こした側は、敗訴しても訴訟に関わる費用を損するだけで、失うものはないと楽観していたのだろう。

 嫌がらせまがいのスラップ訴訟で敗訴すると、賠償金が取れず訴訟費用を失うだけでなく、判決文で差別主義者認定されて、今後の活動に支障が出るとは、弁護士さん助言してくれなかったようだな。