この産経のお粗末な記事。
組織委員会が依頼したというだけの内容。
看護師が500人必要なら、医師は何人必要なのか。
医療関係者も大会ボランティアとしての参加を募るという話があった。その医師、看護師に対しては待遇はどうなるのか。有給か無給なのか。交通費や宿泊費の負担はどうなるのか。
そもそも、このコロナ禍において有給無給にかかわらず、それだけの医療関係者を確保することが可能なのかどうか。一切の記述がない。
新聞と呼ぶに値しない汚れ紙の産経が、そんなことを書くのは無理とはわかっているが、あいもかわらぬお粗末ぶりである。
こちらは毎日の記事。さすがに産経よりははるかにマシな内容になっている。やはり日当や報酬については記載なしとのことで、現時点では無給労働を求めているようである。
コロナ禍で医師も看護師も疲弊しているのは周知のこと。
当然、医療関係者からは反発の声が上がる。
大阪や東京に比べ、感染者が比較的少ない中部地方ですら、大半が「対応できない」とのこと。当たり前だ。コロナ禍の終息には先が見えない。今後どれほど拡大するかもわからない。そんな余裕があるわけがない。大阪では、医療体制の不足から、感染者が入院・治療を受けられず放置される状態になっている。
医療関係者がまったく集まらなければ、いったいどうするのでしょうかね?医療関係者なしでオリパラ開催ですか?開催予定は7月下旬からの酷暑の時季。気温は35℃から40℃にもなりますか。熱中症や脱水症状で倒れても、診察は受けられない。それでも自己責任で観に来てくださいか?
これについて、とっても頭のいい丸川珠代さんは、「地域医療に負荷をかけないことが大会開催の前提」と言ったそうです。
このご時世に、地域医療に負荷をかけずに、そんな大人数の医療関係者を集めることなど想像もつきませんが、丸川さんによるとそれは「東京都の責任」だそうです。国は連帯して責任を負うわけではないという擦り付け合いが始まりました。末期症状ですか。