腹黒い政治家は数えきれないほどたくさんいるが、これほどバカ丸出しの発言をツイッターなどで出し続けられるバカは少ない。というより、これほどのバカ発言を繰り返せるバカは吉村だけであろう。

 今月1日にこんなツイートをしている。

 

 『何故大阪で感染が急拡大したのか。NEWS23で脇田座長がコメントしてた緊急事態宣言で大阪は感染を抑えすぎた、結果、変異株が既存株にとって変わる速度が早まり、変異株が急拡大してる説。逆説的でえっ?と思うが真実をついてるかもしれない。緊急事態宣言解除時の大阪の陽性者は1日約50人だった。』

 

 だから、バカを首長にするよ、大阪。

 あまりの珍論で、混乱してしまう人も多いでしょうから解説しておおきます。

 大阪はコロナ感染抑制に成功していたので、逆に変異株が広がるのが早かったのではないか、と吉村は言っているわけです。

 しかしそもそも、大阪はコロナ感染抑制できてなんぞいません。全国で最悪レベルです。今年の1月は緊急事態宣言やそれによる営業時間短縮などの犠牲によって、やや感染者数が減少した。もちろんそれは大阪だけではない。

 さらに既存ヴィルスが少ないから変異型ヴィルスが急拡大したとの珍説。もちろん何の科学的根拠もなく、医学の専門家から鼻で笑われる程度の話。なお「脇田座長」とは、脇田隆字国立感染症研究所所長のことらしいが、もちろん脇田氏がそんな珍論を唱えた事実はない。

 

 吉村のこのツイートには当然、「エイプリルフールのネタか?」「感染を抑えすぎたとはどういうことか」、「寝言はイソジンだけにしとけ」という批判が殺到している。

 

 吉村は昨年4月14日にもこんなツイートをしている。

 『ワクチン、予防薬ができれば、コロナとの戦いを一気に形勢逆転できる。大阪の力を結集させ、治験、実用化に乗り出す。大阪府市、大学、病院機構。早ければ7月治験、9月実用化、年内量産。最前線の医療関係者から治験。大阪医学は、コロナに打ち勝つ力があることを証明する。』

 

 昨年9月に実用化、昨年内に量産だとさ。何の科学的根拠があってこんなハッタリをかましたのだろうか。

 大阪マスゴミや吉本芸人は「吉村マンセー」で批判もなければ事実検証もない。好き勝手な空想妄想を言って、「さすが知事」とその場で言われればいいということだろうか。

 

 大阪維新の会は、今年2月からツイッター上でファクトチェッカーというアカウントを作成している。

 デマ政党がいったい何をファクトチェックするというのか。まず吉村のツイートからファクトチェックしてみろ。

 

 政党がファクトチェック? 大阪維新、府・市政批判の投稿に:朝日新聞デジタル (asahi.com)