https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/40923.html
ロシアで、領土の割譲を禁止する項目が盛り込まれた憲法の改正が決まったことを受けて、北方領土の国後島では、地元の行政当局などがこれを記念する碑を設置し、島々は引き渡さないとする強硬な立場をアピールしました。
茂木外務大臣は、閣議の後の記者会見で「ロシア側のさまざまな動きは、承知している」としたうえで、「平和条約交渉は政府と政府の間で進められる交渉だ。安倍総理大臣とプーチン大統領の合意に基づき、領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針のもと、引き続き粘り強く交渉に取り組んでいきたい」と述べました。
ロシア側が「交渉に応じない」と言明しているのに、抗議も非難もなし。できるわけのない腰抜け腑抜け。
「交渉に応じない」と言明する相手に対して、「交渉に取組んでいきたい」。可能性ゼロのことをほざくな。
まるで50歳ぐらいでコンビニのアルバイトで生計を立てているようなその辺のオヤジが、「石原さとみさんと結婚できるように、取り組んでいきたい」と言っているようだものだ。
一つ可能性。以前にも書いたが、安倍はロシア側に何らかの弱みを掴まれているのではないか。そうでもなければ、この弱腰ぶりは説明できない。これまでの日本政府なら、抗議なり非難なり、声を上げるぐらいはしてきた。
逆にロシアは安倍の弱みを握っているからこそ、3千億円もの経済協力に応じさせ、領土保有について好き勝手をいい、意のままとしている。
森友学園を巡る財務省の記録、桜を見る会の名簿、前夜祭のホテルニューオータニの支払い明細。
いずれも政府側が「ない、ない、廃棄した」などと繰り返してものである。それらが、もしロシア側に渡っていたら、言いなりになるしかあるまい。
東西冷戦時代、旧ソ連は西側諸国の不都合な国家機密を入手するのは常套手段だった。これはあくまでも仮説だが、それが繰り返されているとしか、思えない。