賭け麻雀を週刊文春に抜かれ、辞任することになりましたとさ。
ツイッターなどでは、情報リークしたのは誰か、どんな意図でやったのか、議論が喧しい。やはり黒川の存在を快く思わない検察内部からではないかと思料する。
前回のブログで、「普通、黒川の方から辞任するだろう」と書いた。やはり官邸側に弱みを握られていたわけだ。だから甘利も小渕も下村も佐川も不起訴ばっかり。
今にして思えば、弱みはこれだったのか。
前川喜平元文部事務次官の場合、出会い系バー通いをネタに官邸から強請られた。ところが前川氏はバー通いは、あくまで貧困調査、高校を中退した若者の実態などを知るために通っていたと弁明した。後にエセ保守系マスゴミなどがそのバーを徹底取材したが、買春や不法行為は一切確認できなかった。反対に前川氏は親身に相談にのってくれたとか、夜間中学で講師のボランティアをしていたなどいう美談が明らかになった。
だから前川氏は官邸に反旗を翻せた。外柔内剛、見た目は柔和だが、卑劣な手段で圧力をかけようとするやり口に反発し、「行政が歪められた」と暴露したわけだ。
不法行為に手を染めている者、不倫や浮気など人に知られたくないネタを掴まれた者、官邸の言いなりになっているケースは少なくないだろう。安倍の擁護ばかりしている御用評論家、国会議員、官僚、何か弱みを握られていることは十分に考えられる。逆に言いなりになれば、カネが貰える、議員なら選挙の支援をしてもらえる、官僚なら出世させてもらえる・・・・。
安倍による支配力の源泉はこういうことだったのだ。
そのやり方に、一つの綻びが生じたと言えるだろう。
これから、安倍の言いなり連中の弱み暴露が続くことを期待したい。