https://news.yahoo.co.jp/pickup/6354256

 日銀は16日、前倒しで金融政策決定会合を開き、上場投資信託(ETF)買い入れの年間目標額を現行の6兆円から「当面12兆円」に拡大する追加の金融緩和を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の失速懸念が強まる中、株価暴落などで混乱する金融市場の安定化を図る。日銀の金融緩和はETFの買い入れ目標額を拡大した2016年7月以来約3年8カ月ぶり。

 

 この記事は、今日の14時11分発表とされている。

 日経平均株価の推移を確認すると、17200円台だった数値が、発表と同時に跳ね上がり17600円台へ約400円の上昇。ところがそれは数分しか続かず、またも下落。17千円を割り込んだところ、ぎりぎり3時前に買いが入って何とか17002円で終了。前日比、429円安。

 発表前の株価が約17200円、終値が17002円、 「焼け石に水」とは、このことでした。

 市場終了間際に買いを入れて、ギリギリ17千円台で終わらせたのもミエミエ。

 市場を凌辱するようなバカな真似はそろそろ止めてはいかがですか、黒田さん。

 

 現在の日銀のETF保有高が約30兆円。平均取得原価が19500円。今日の終値17002円は、その87.19%となる。

 30兆円のETFが87.19%になれば3兆8430億円の含み損となる。

 日銀の昨年9月末中間期の決算では、純資産額が約4兆1千億円となっている。すでに純資産額の9割以上の含み損を抱えているわけだ。株価はまだまだ下げ止まる気配がない。

 いったいこの狂乱金融政策の結末は、いかなることになるのでしょうか。