https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190927-00010003-abema-soci

 関西電力の八木誠会長ら6人が福井県高浜町の元助役から、合わせて約1億8000万円の資金を受け取っていたことが金沢国税局の税務調査で判明したと報じられた問題で27日、関西電力の岩根茂樹社長が会見を開いた。

  岩根社長は冒頭、「この度は関係者や社会の皆様に多大なご心配やご迷惑をおかけし、お騒がせしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。
 また、元助役からは7年間で20人が約3.2億円の金品を受け取っていたといい、「社内調査の結果、私を含めた役員・社員の一部が、良識の範囲を超える金品については受け取りを拒んだり返却を申し出たものの、強く拒絶されるなど返却困難な状況があったことから、返却の機会をうかがいながら一時的に各個人の管理下で保管していた。現在までに、儀礼の範囲内のものなどを除いてすでに返却を行っていることを確認した」と説明した。

 

 こんな説明を信じる奴がいるか。

 「袖の下」を受取ったが国税局の調査でバレてしまい慌てて返却した。

 カネを渡した側の元助役とは、地元の有力者、フィクサーともいうような人物だったようだが、それにしても、一人の元助役が1億8千万円だの3億2千万だとかいう大金をなぜ用意できたのか。

 仮にその元助役個人が資産家だったとして、なぜ赤の他人にそんな大金をくれてやるのか。

 あり得ないに決まっているだろ。

 原発絡みの交付金。地元対策費。そこから経営陣に還流されるバックリベート、袖の下、そういった類のカネに決まっているだろ。

 

 その助役、すでに亡くなっているらしい。いったい誰にどうやって返却したのだろうか。

 

 小泉進次郎の件でも書いた。日本は火力発電への依存度が非常に高い。水力、風力、太陽光、地熱、潮力、波力、何十年も前から、これらのエネルギー源が注目されながら一向にシェアが増えない。

 例えば水力ならば、小規模な水路や河川に設置できるマイクロ水力発電が話題になったこともあった。地熱は気候に影響されない有力な発電源だと言われたこともあった。波力も潮力も無限に利用できる。

 それらの進化、技術開発、実用化にブレーキをかけてきたのがこういう「カネ」だったわけだ。

 原発より低コストで安全性が高く環境負荷が低いエネルギー源があっては困るということ。

 

 関西電力の取るべき対応は、このカネを受取った取締役全員を退職金なしでクビにすること。

 贖罪として、今後は脱原発、脱火力を社是として、上記再生可能エネルギーの開発に全力を挙げる。

 それぐらいやらないことには、電気料金を支払う利用者も納得できないだろう。

 

 お上に何をやられてもやられっぱなし、何も意思表示できなかった愚民たちからも、そろそろ声が上がらぬか?