バカ197号 河野太郎(3) | バカを斬る刀

     このバカ、とうとう北方領土の主権を認めなかったらしい。

     

     https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%8C%E5%8C%97%E6%96%B9%E9%A0%98%E5%9C%9F%E3%81%AF%E5%9B%BA%E6%9C%89%E3%81%AE%E9%A0%98%E5%9C%9F%E3%80%8D%E6%98%8E%E8%A8%80%E3%81%9B%E3%81%9A/ar-BBPYjJv

    共同通信社 

     
     河野太郎外相は22日の記者会見で、北方領土が日本固有の領土に当たるかどうかについて、明言を避けた。今後の日ロ首脳会談を念頭に「交渉の前なので、政府の考えについて申し上げるのは一切差し控えたい」と述べた。
     

     一昔前なら、右翼の街宣車が大騒ぎしただろう。

     日本の保守派、愛国主義者の皆さん、いったいどうしたのでしょうかね?

     今月は、安倍晋三が中国を訪問して習近平と握手していたし、エセ保守、ネトウヨの唯一の拠り所は「韓国、目の仇」だけになってきたようだ。

     https://blogos.com/article/340236/

     韓国政府が21日午前、従軍慰安婦問題を巡る日本と韓国の合意に基づいて設立された「和解・癒やし財団」を解散すると発表したことを受けて、河野太郎外務大臣がコメントした。

     河野外務大臣は「今般の発表は日韓合意に照らして問題であり、日本として到底受け入れられない。日韓合意は外相間で協議を行い、直後に首脳間でも確認し、韓国政府としての確約を取り付けたものであり、例え政権が変わったとしても責任を持って実施されるべき」としたうえで、「合意の着実な実施は、我が国はもとより国際社会に対する責務でもある。日本は日韓合意のもとで約束した措置をすべて実施してきており、国際社会が韓国側による合意の実施を注視している状況。日本としては引き続き、韓国側に日韓合意の着実な実施を求めていく」と述べ、在京韓国大使に対して申し入れを行ったとした。

     

     正論を述べているようだが、まったくの詭弁。

     日韓合意を踏みにじっていたのは安倍晋三でした。

     以前の記事、再掲します。

     

     

    https://ameblo.jp/mononofu2014/entry-12344397607.html

     

     http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001664.html

     

    『 岸田外務大臣

     日韓間の慰安婦問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,日本政府として,以下を申し述べる。

    (1)慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している。
     安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。

    (2)日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。

    (3)日本政府は上記を表明するとともに,上記(2)の措置を着実に実施するとの前提で,今回の発表により,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。
     あわせて,日本政府は,韓国政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。』

     

     間違いないですね。

     「韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。」

     これが着実に実施されて「最終的かつ不可逆的に解決される」わけです。

     

     文書によらず、日韓外相の共同発表という形式を取った日韓合意にはそもそも条約としての法的拘束力はないそうです。(ウイーン条約法条約2条1(a))。相互の信頼関係こそが合意の唯一の基盤です。

     「すべての慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒やし」を否定してきたのが、安倍晋三ですね。

     かつて、上記合意に基づき、韓国側から安倍総理のお詫びの手紙を添えることを求められたとき、これに対して「毛頭考えていない」(2016年10月3日衆院予算委員会)と拒否した。

     (引用ブログには『平成26年』とありましたが、間違いです。正しくは2016年=平成28年です。)

     

     当時の産経記事です。

     http://www.sankei.com/world/news/161004/wor1610040028-n1.html

     【ソウル=名村隆寛】安倍晋三首相が3日の衆院予算委員会で、慰安婦問題での日韓合意に関し、韓国の元慰安婦支援財団が求める首相による謝罪の手紙を出すことを「毛頭考えていない」と表明したことに対し、韓国で当惑と反発がくすぶっている。

     韓国外務省報道官は4日の定例記者会見で、安倍首相の発言に関する報道陣の質問に、「言及は自制する」と答えた。報道官は先月29日の会見で、「韓国政府としても、日本側が慰安婦被害者の方々の心の傷を癒す、感性に訴える追加的な措置をとるよう期待している」と述べ、謝罪の手紙を事実上求めていた。

     このため、4日の会見では、安倍首相の発言を「外交的欠礼だとの評価も(韓国では)ある」と韓国メディアの記者が指摘し、韓国政府の立場を何度もただした。報道官は、「(日韓の)合意の精神と趣旨を尊重し、被害者(である元慰安婦の女性)らの名誉と尊厳の回復、心の傷の癒しが速やかになされるよう、日本側と協力していく」と繰り返し答えるにとどめた。

     韓国政府としては、国内で高まる反発に日本政府が理解を示すよう期待しているとみられる。韓国メディアからは、安倍首相の発言に「合意に基づく謝罪の真意を疑わざるを得ない」などと反発も出ている。』

     

     

     この時点では、まだ韓国政府は合意の履行を続けるように苦心している。それから、1年余り、安倍が元慰安婦に対して何らかの名誉尊厳の回復や心の傷の癒やしのために、何か行動を起こしたという話は聞いたことがない。

     なんのことはない。合意履行を蹴っていたのは安倍自身だったのだ。

     情報を操作して、韓国側への世論反発を起こさせている。極めて危険な状況です。

     

     (お断り:勝手ながら、コメントをいただいても、こちらが掲載必要なしと判断した場合、掲載いたしません。またネトウヨと見做した人、相手にする必要なしと判断した場合、同様の対応とします。)