産経新聞によると、ジャーナリストの安田純平氏の救出には、「国際テロ情報収集ユニット」とやらの働きがあったそうである。

 

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-00000581-san-soci

 

 カタールとトルコに武装勢力との折衝などを託したとされる今回の救出について、政府関係者は「情報を入念に収集、分析して協力要請国を選定、独特の駆け引きもしながら進めた成果だ」

 そうである。

 

 そうか、安田さんなど日本政府としてはとっく見捨てていると思っていたが、裏では情報収集から折衝の駆け引きをしていたのか。

 直接ではないにせよ、カタールとトルコが武装勢力と折衝していたその背後(せご、ではない)には、日本のテロユニットとやらが活動していたわけか。

 

 

 ところが、当の安田氏には、日本政府のテロユニットのおかげで助けられたという認識はないようである。

 望まない解放のされ方だったそうである。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181025/k10011684821000.html

 トルコ政府側に引き渡されるとすぐに日本大使館に引き渡されると。そうなると、あたかも日本政府が何か動いて解放されたかのように思う人がおそらくいるんじゃないかと。それだけは避けたかったので、ああいう形の解放のされ方というのは望まない解放のされ方だったということがありまして。

 

 「日本政府が動いて解放されたかのように」思われたくなかった、誤解を避けたかったそうである。

 むしろ、何もしなかった日本政府に対してそれなりの感情があるようである。

 安田氏もずっと監禁拘束されていたわけで、自身が誤解している可能性もなきにしもあらず。

 真実は、果たしてどちらでしょうか?