悪評の絶えないサマータイムであるが、これを「心構えにより多くは解消される」とほざくバカが船田元である。

 

 http://blogos.com/article/317586/

 

 もう少しマシな奴と思っていた。

 例えば7月上旬は関西でも午後7時半ぐらいまで明るい。九州なら8時近くまで明るい。サマータイムで2時間ずらせば、10時近くまで明るいことになる。

 勤務先の都合などで、早起きの人というのはいる。食品製造や交通機関、例えば6時出勤として5時には自宅を出なくてはならない。起床は午前4時から4時半であろう。7時間の睡眠をとるとすれば午後9時の就寝である。まだ日が出ているのに眠れるか?

 体内時計の混乱、睡眠不足、「心構え」だけで解消されると思っているのは、他者の都合や仕事の大変さをわからぬバカだけである。

 

 『明らかに地球温暖化を原因とする異常気象が、世界を震撼させている。サマータイム制度が少しでも温暖化防止につながるのであれば、我々は躊躇することなく、この新制度に挑戦すべきではないのだろうか。』

 

 ホント、バカですね。地球温暖化の元凶と言われるのは二酸化炭素など温暖化ガスの排出増加である。

 それなら、火力発電を禁止し、風力・水力・太陽光・地熱等の再生可能エネルギーの活用を、オマエの党は本気で推進しているのか?

 今年の夏なんぞ、一晩中エアコンつけっぱなしだ。それなら就寝が早かろうと遅かろうと電力消費は大して変わりはない。

 

 さらに、『コンピュータなどの時間設定の変更は、律儀で真面目な国民ならば十分乗り切れるはずだ。』

 これもわけわからぬ。社会のあらゆるシステムにコンピュータによる制御があり、その時計を単純に2時間進めればいいというものではないぐらい誰にでもわかるだろう。

 船田はITの専門家ではない。十分に乗り切れるなどという根拠がどこにあるのか。

 

 メリットは何もなく、デメリットだらけ。そんな政策を擁護しようとすれば支離滅裂にならざるを得ない。