https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00010002-huffpost-soci&p=1

 

 東京都中央区立泰明小学校が、アルマーニの標準服を導入するそうだ。

 一通り揃えれば9万円にもなるらしい。当たり前のことだが、子供は成長する。6年間通うとして、3~4回は買い替えることになるだろう。夏服、冬服の交換もあるか。

 6年間通わせれば、服代だけでいったい何十万円になるのだろう。兄弟姉妹ならお下がりでいけるかもしれないが、姉弟、兄妹ならその倍かかることになる。これが公立小学校のやることか。

 標準服というのは制服ではないが、『子どもを通わせる親にとっては、事実上買わなければいけないと思わせる点で、「制服」とほとんど同じ意味を持っている』ものだろう。

 

 小学生など、特に男の子は、校庭に円を描いてその中で相撲を取ったり、夏なら走り回って汗だくになるものだ。

 そんな子どもたちに、アルマーニを着せてどうするのか。

 制服や標準服など不要だろう。動きやすい、少々汚れてもかまわない、着心地のいい服で通えばいいのだ。

 

 このアルマーニ標準服の導入、校長の和田利次が独断で決めたらしい。

 

 『新しい標準服について、校長はこう説明する。
「時代の変化を体感させつつ、泰明小学校の児童であるというアイデンティティを育成していくための一環」
「これまでの歴史や伝統を守りつつ、小学校での『英語教育の導入』や、『地域との密接な連携』という新しい教育プログラムの導入と並行して行われていく泰明小学校の新しい時代に向けた変化であり、進化でもある」
「学校とは、学問だけでなく、倫理的な考え方や、集団生活でのあり方も同時に学ぶ場であると考えている。『服育』という考えに基づき、装うものからも学びの機会を得てもらいたい」  』

 

 アルマーニを着ればどんな学びの機会で得られるのか。バカ高い服を着させることについての何の説明にもなっていませんね。

 自分がただのブランド好きで、自分がカネを使わずに保護者に負担させて、ブランド好きの自尊心を満足させたいだけだろ。

 バカは校長を辞めて、早く隠居しろ。