この国の最高決議機関は、いつの間にここまで堕落したのでしょうか。
冒頭のやり取り。安倍が某テレビ番組で籠池氏に対して、「詐欺をはたらく人物」と言った。
それ対して今井議員が「推定無罪の原則に反する。まだ有罪になっていない籠池氏に対して断定するのは誤っている。詐欺の容疑がかかっている人物であり、詐欺をはたらく人物と言ったのは撤回してはどうか」とする質問に対して、安倍はいつものノラリクラリ、質問にまともに答えず、わけのわからぬ言い訳を連ねて、その発言を撤回するとか修正するなど言わず、結局逃げ通した。
続いて登場したのが、本日の主役、財務省理財局長太田充である。
前任者の佐川が、豊中市の土地について森友学園に売却するに当たって、「価格交渉した事実はない」と言い通したわけだが、それは虚偽であり、籠池氏は土地代0円で売れと財務省に迫った録音が明らかになっている。
佐川の発言が虚偽だった。森友側は財務省に対して0円という希望価格を提示する価格交渉をしている。
佐川答弁の虚偽を認めろと迫る今井氏に対して、安倍同様のフニャフニャ答弁を繰り返したのがこのバカである。
14:00からです。
「金額についてはさまざまなやり取りがあった」と認めている。
さらに16:30から、「金額については、やり取りがあった。価格については交渉した事実はない」とのこと。
「金額と価格がどう違うのか」と、今井氏が呆れかえっているが、誰でもそう思うだろう。
しかし、太田にはやや気の毒な件ではある。
不当な安値で土地を売却したのは、前々任者の迫田英典。虚偽の答弁を繰り返したのは前任者佐川宣寿。
こいつらの不始末について答弁させられるのは、本人も納得いかないだろう。
そこで気の毒な太田に提案したい。
全部、バラせよ。本音でやれ。
こういうのはどうだ?
「森友学園の国有地払い下げにつきましては、まことに不当。価格も不当ならば、決定過程もまったく不透明。国有財産を管理する財務省の一員として憤りに堪えない。かくなる上は、迫田も佐川もこの国会の証人喚問に引きずり出していただきたい。責任はすべてあいつらにあり、私は知ったことではない。あいつらの弁護のような答弁、バカバカしいのでもういたしません。あいつらのやったことは国家への背信であり、職務への裏切りです。あんな奴らが、理財局長官から国税庁長官に出世できるとは何たることでしょうか。」
佐川みたいに、庇いたて発言を繰り返して出世しても、後から批判をされ続けるぞ。
これぐらい言ってやれ。