『ソウル中央地裁は17日、加藤達也前支局長(49)はコラムで書いた内容は虚偽と認識しており、韓国国民として同意しがたいと再三強調しつつ、公人に対する言論の自由を広く認めた。』
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151217-00000100-mai-soci
 『李東根(イ・ドングン)裁判長は、判決文の前半でコラムの内容が虚偽だったと断定。「(記事で言及した)うわさの存在自体は確認した」との弁護側の主張も退けた。』

 しかしながら、『公職者に対する報道の自由は広く認められるべきだとの判断』が示されたわけである。
 
 確かにどんな駄文でも、国家権力者についての記事によって、国家権力が筆者に法的処罰を加えるというのあってはならない。

 確かに、加藤の記事は便所の落書き以下、低俗下劣極まりないものであったが、法的処罰はすべきではない。
 それを掲載した産経新聞は、確かに愚劣の極み新聞。新聞というより紙クズ以下のシロモノだが、その記者を法的処罰すべきではない。

 問題となった加藤の記事は、「こんなウワサがある」というだけの内容で、「新聞記者なら、せめてそのウワサに信憑性があるかどうか、確認してから記事にしないのか」という当然のツッコミが浮かぶようなモノだが、法的処罰はすべきではない。
 
 こんな記事が無罪なら、「ウワサがある」を根拠に書き放題ではある。

 「安倍はマザコンだというウワサがある」
 「安倍の母はファザコンだというウワサがある」
 「安倍は祖父の岸について、ジジコンだというウワサがあるが、それはマザコンであるため、母親のファザコンが移ったものだというウワサがある」
 「安倍と岸の一族は、東大法学部出身者ばかりだったのに、お勉強がさっぱりダメだった安倍は、実はひどい学歴コンプレックスを抱えているというウワサがある」
 「麻生太郎は、ろくに漢字も読めないアホだというウワサがある」
 「麻生太郎を阿呆太郎と揶揄する者がいるというウワサがある」
 
 以上、当然日本でも無罪ですね。