一昨日は植村隆氏が西岡バカを提訴という素晴らしいニュースがあったため、話題が飛びましたが、少し書き残した件があったので話題を戻します。

 花田の恥知らず発言、「プラス、マイナスを総合的に判断した上で、書かないのは当然ではないか。わかりきった話だ」。

 この場合のプラス、マイナスとは金銭的にプラス、マイナスのことであろう。百田の捏造作品の捏造ぶりを暴いて週刊誌が売れるプラスと、百田の機嫌を損ねてこれから原稿を貰えなくなるマイナスを比べて判断した。銭勘定がすべてということである。
 「バカ=恥知らず」の大原則がここでも通用する。

 さらに花田の妄言は続く。林氏の発言、「私は全週刊誌に言いたい。もうジャーナリズムなんて名乗らない方がいい。自分のところにとって都合の悪いことは徹底的に知らんぷりを決め込むなんて、誰が朝日新聞のことを叩けるであろうか」。
 これに対する花田の発言が、「朝日のことは全くの別問題だ」である。

 朝日が昨年批判された一つの理由が、記事取り消しが遅きに失したということにある。吉田清治による証言が虚偽である、あるいは信頼性に欠けるととっくにわかっていたはずなのに、それを積極的に検証せず放置していた。やっと取り消したのが2014年とは遅すぎるではないか。自らの記事の過ちを(都合の悪いことを)放置していた(知らんぷりを決め込んでいた)。
 同じようなことをするな、それなら朝日を叩けるかという林氏の指摘は妥当なものである。
 「朝日のことは全くの別問題だ」というのは、ただのすり替えに過ぎない。

 林氏には、再度の批判をお願いしたい。ジャーナリズムを堂々と否定し、銭勘定だけの売文屋であると自ら公言した花田に対して同じコラムで書いていただきたい。
 「もうジャーナリズムなんて名乗らない方がいい。」