さて、五島勉が広めたノストラダムスデマに便乗した節操のない大川隆法であるが、現在のウリは、お決まりのように中国、韓国批判である。
 宗教家といっても自分の思想などはなく、世間の風向きだけを見て、注目の集まりそうな、カネになりそうなネタをアサっているだけである。
 大川の行状についての悪評は、ネットで少し検索しただけで呆れるほど出て来るし、こ奴の批判もまたやればキリがないほどだが、このブログでは大川と幸福実現党の中国、韓国関連の妄言を批判し、シリーズの最後としたい。

 近頃の大川の著作は、「誰々の守護霊にインタビュー」、「(とっくに亡くなった)〇〇にインタビュー」という形式を取って自分の言いたいことを言っている。「ノストラダムスの霊が降りてきて」というアホ予言の時代と変わっていない。
 最近では、朴槿惠大統領の守護霊へのインタビューに成功したそうである(笑)。
 その内容は、「なぜ私は反日なのか」、「従軍慰安婦問題捏造の真相」、「従軍慰安婦はたかりの材料」。月間Willや産経新聞の「正論」、その他書店に行けば山積みになっている反韓本の丸写しのようなものである。そこに得意の「守護霊」を登場させたわけである。
 さらに、三十数年前に亡くなった朴槿惠現大統領の父である朴正煕元大統領の霊に話を聞いたらしい(再笑)。
 その内容は、「娘よ、反日・親中戦略をやめよ」、「韓国は国家存亡の危機」、「中国は2020年までに崩れる」。はいはい、人の口を借りたことにして言う、あなたの予言はもういいです。
 「ノストラダムス戦慄の啓示」で、「朝鮮半島で再び戦争が起こる」だの、「中国人は八億人が死んで、人口は三億人まで減少する」と言ったオマエが、今さら何を言っているのか。

 さらに、これもお決まり。「河野談話、村山談話を斬る」。何でも、河野洋平と村山富一(二人とも存命だが)の守護霊にインタビューしたらしい。ここまで来るとバカというより狂気、狂乱の域に達したと言える。