大阪 観心寺さんの如意輪観音坐像
今日のカットは、大阪 観心寺さん所蔵の如意輪観音坐像(国宝)。秘仏で、毎年4月17日、18日の2日間だけ公開されます。この像は、空海さんによって制作されと言われています。この切り絵作品にはほとんど影が見つかりません。制作日の記録を見ると2004年。21年前と言うと、我流で仏像切り絵を始めて間もない頃で、ハイライトだけで表現する手法がまだ見いだせていなかった時期。それでも、一生懸命、嬉々として制作している自分の姿が思い浮かびます。その後、ハイライト手法を見出してからの作品(以前にアップ済み)も再アップします。以前、展示会でこの2点を「Before/After」的な趣向で並べて展示したことがありました。私としては、「ハイライト手法の方が立体感が出て良くなったでしょ」の意味合いでの展示でした。でもこのとき、「Before(影のない方)」の方が好きと言う人が一定量(2割程度)おられるのに驚きました。理由を聞くと「After(ハイライト手法)のは冷たい、それに比べて陰影の無い方は暖かい感じがして好き」のニュアンスのことを仰る方が多かったです。極端には「ハイライト手法のは怖い」と言う方も。人それぞれの受け取り方があること、実感しました。