興福寺さんの千手観音像
今日のカットは、興福寺さんの国宝館におられる千手観音立像です(国宝)。鎌倉時代に造られた5m超えの木造仏で、玉眼手法が取り入れらています。間近で拝観すると、丈六像の圧倒的な迫力。また、この像の特徴は、像内に多くの納入品が収められていることです。特に銅造の千手観音像が2躯も収められているのは珍しいと思います。この作品の制作メモを見ますと、22年前、いや年が明けたので23年前の作品。今見ればハイライトだけでの表現手法も今一の出来、まだまだと言った感じです。目なんかは「眼鏡をかけてる?」ってツッコミが入りそう(笑)。でも、メモからは何もかも忘れて没頭していた、当時の取り組み姿勢や心境が伝わってきます。当時は業務も多忙だったはず、よくもそんな時間が あったものと思います。多分睡眠時間を削っていたのでしょう。まだまだ無理が効く、50代前半だからできた所業です。今想えば、仏像切り絵に一心不乱(ちょっとオーバーかな?)に取り組んでいた時期のように思います。