昨夜は、NHK Eテレの こころの時代「歎異抄にであう 無宗教からの扉」のアンコール再々放送の第一回目でした。
番組URL
https://www.nhk.jp/g/ts/X83KJR6973/blog/bl/pXydNRqbEe/bp/po51DLjmRo/
(1週間は見逃し配信)
アンコール再放送は2023年にありましたから、3年ぶりです。
切り絵作品が流れるたびに、制作時のことを思い出します。
特に、スタジオに設置の2点セットの作品は大変でした。
まず基本構想の提示があり、それを具体的に切り絵にして行きます。
撮影スケジュールが決まっていて、それに遅れることは許されず、まずは下絵を仕上げるのですがなかなか納得できるものにならない。
ここで時間を費やすと、切り上げる時間がなくなるので焦ります。
下絵がほぼ完成し、やっと切り出すことができると思った矢先、「2面にもっと強い繋がりが欲しい。」との要望が来ます。
その時点で2面の繋がりは、お釈迦さまの悟りの木と言われる菩提樹の幹と月に懸かるその枝だけです。
これだけでは、「繋がりが薄い」との指摘は当たってています。
じゃあどうするか。
あれやこれや、いろいろ案を出して、下絵に付け加えますが、納得できるものになりません。
時間の制約もあって行き詰ります。が、部屋に閉じこもっていてもアイデアも湧いてきません。
開き直って住宅地に隣接の大和民俗公園へウオーキングにで出かけます。
公園となっていますが、奈良の田舎ゆえ、立派な林、いや森です。
その中の獣道みたいな細い道を歩んでいると、突然バサバサバサッ…とムクドリが大挙して、木々の間を飛び立ち、吃驚させられます。
一瞬は驚いたのですが、次の瞬間、「コレだ!」と声が飛び出ました。
2面の繋がりがみつかりました。「鳥」です。
急いで戻って、「ムクドリ」を「雁」に変えて下絵に付け加えます。
結果、自分でも納得のできる「繋がり」の完成です。
早速下絵をメールで送ったら、速攻で「OK」がきました。
やっと切り絵の段階に進むことができます。
いつもは大挙して電線や街路樹に留まって、鳴き声と糞害をもたらす厄介者の「ムクドリ」ですが、このときの私にとっては「救いの神」でした(笑)。
2点の作品を発送し終わり、ホッとして放心状態みたいになっていると、パートナーから「『蛻の殻』見たいだけど大丈夫?」って言われました。
ただ休む間もなく、第一回放送分の内容に合わせた作品の制作が待ち構えています。
凄いスケジュールの中での創作活動、今思えば充実の時間でした。
今日は「世界教師デー」、「師」繋がりでカットは親鸞聖人と唯円僧。
