今日は国連食糧農業機関が制定した「世界牛乳の日」。
カットは、昔ながらの手で搾乳するシーン。
小学生の頃、山の中の一軒家からの通学で、友達は途中で順に別れて最後は私一人になります。
なので以降は、自分のペースで興味あるものには、時間をかけて熱心に観察(道草)も自由。
途中、乳牛を飼っている農家もあって、ときどき搾乳シーンにも出会い、興味津々で見ていました。
おじさんの手の動きに合わせて、リズミカルにジュッ、ジュッと音がして容器に飛び込んで行く牛乳、退屈しませんでした。
ある日、おじさんが「ぼうず、やって見たいのか?」と声をかけてくれたことがあります。
子供の頃は、今以上にビビリで、やってみたい気持ちより怖さが勝っていました。
その様子を察してか、「ちょっとだけ触ってみろ」の言葉に後押しされ、近づいてしゃがみ込み、恐々手を伸ばします。
乳首に触れた瞬間、牛がビクッとして後足を少し動かします。
ビックリして後ずさりしたのですが、おじさんの「大丈夫だ」の言葉にもう一度手を伸ばして触ります。
初めて触った感触、想像以上の温かさと弾力に驚きました。
昔はいろいろなことに挑戦させてくれる、優しいおじさんがいる佳き時代でした。
帰り際「今度は絞ってみるか?」の声もかけてくれましたが、その機会は来ませんでした。
私の家に戻る時間が1時間ほど遅くなるのもいつものこと、親も「またどこかで道草喰っとるワ」ぐらいの感覚、平和な時代でした。
