今日のカットは、サン・ピエトロ大聖堂のミケランジェロ氏のピエタ像。
磔刑に処されたのちに十字架から降ろされたイエス・キリストの亡骸を腕に抱く聖母マリアさんの悲しみに沈む、若々しい顔が記憶に強く残ります。

この像は、フランス人の枢機卿から自分の葬儀の記念として制作依頼を受けたもの。
契約を交わし、ミケランジェロ氏はみずから石切り場へ出向いて大理石を入手、制作を開始します。
契約での制作期限は1499年8月でしたが、枢機卿は8月6日に死去、この日まで間に合ったかどうかは定かではないそうです。

以下の内容は、AI(Copilot)さんに聞いたもの。

このときの制作報酬は金貨450ドゥカーティで契約を交わしたとの記録がありますが、現在の価値にして、約24万5千ドル(約3,600万円前後)。
これは、ルネサンス期イタリアの一般労働者の賃金の約2年分の生活費に相当。
当時ミケランジェロ氏は23~24歳で、まだ巨匠と呼ばれてはいない時期でしたので、契約金としては大金でした。
でも、ここから大理石の選定、採石場からの運搬、補助職人の雇用などの費用が経費としてかかります。
なので、妥当な契約とも言えそうです。
ただ、ピエタ像の完成後、ローマ中で大絶賛され、ミケランジェロ氏の名声を一気に押し上げました。