今日のカットは、三十三間堂で1,001躯の千手観音を守護される二十八部衆の中の薩遮摩和羅(さしゃまわら)像(国宝)。
向かって右から19番目におられます。
聞き慣れない像名なので、いろいろ調べてみましたが、解りやすい解説には出会えませんでした。

仏師・芸大の教授、そして僧侶でもあった西村公朝氏が仏像の見方について面白いことを仰っています。
「仏像の美しさを感受したいと思うときは、その像の前で、同じポーズ(姿勢)、同じ表情ををするのが一番近道です」と。
この教えを知ってからそのように実践、さらに視線を合わすようにしています。
もっとも、拝観者で混んでいたり、「怪しい人」的な眼でジッと見つけられている気配を感じたときは、控えめにしています(笑)。