今日のカットは、現在奈良国立博物館で開催の「空海KUKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界」展に出展されている京都 安祥寺さんの木造五智如来坐像の中の阿しゅく如来像(国宝)。
この如来さまは、奈良 法華寺に伝えられている話の中に出てきます。
光明皇后は、自ら建立した法華寺の浴室で千人の民の汚れを自ら拭うという願を立てられます。そして千人目にやって来たのは、体中の皮膚から膿を出す病人でした。
その病人は皇后に「膿を口で吸い出して欲しい」と切望します。
皇后は望みを受け入れ、口で吸い出します。
終わるとその病人は、阿しゅく如来の姿になって、皇后の徳を愛でたと伝えられます。
幼稚園の時、先生がお寺の娘さんだったこともあって、この話を聞かされました。
ただ、聞き終った時、昼食後だったもので、私だけでなく多くの友達が気持ち悪くなった想い出があります。
「徳」について理解できるはずもない幼児には、ちょっとキツ過ぎるお話でした。
今日で、空海展で展示されている五智如来坐像がすべてアップできました。
それにしても、五智如来像は、大日如来像以外の4像は非常によく似ています。
特にお顔は区別がつきにくいです。
唯一異なるのは両手の形で、この像は降摩印を結んでおられます。
空海展は6月9日まで開催
チケットの入手や休館日などについては以下のホームページでご確認ください。
奈良国立博物館URL↓
https://www.narahaku.go.jp/
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