1882年(明治15年)3月20日、日本で初めての近代的な動物園として「上野動物園」が開園しました。
当時は1ヘクタールでの開園、現在の14ヘクタールからすれば小さなものでした。

カットは上野動物園にも飼育されているピンクフラミンゴ。
和名は紅鶴(ベニヅル)ですが、鶴とは種族上は近縁でなく、足には鶴には無い水かきがあります。
カットでは2羽が向い合い嘴を接近させ、ハートマークが見えそうで、「求愛行動か?」と思ってしまいすが、関係ありません。
彼等の求愛行動の代表は、首をキレッキレッに左右に振る動き(旗振り)、もし人間がこれをやると、プロのダンサーでない限り首を痛めることは必至です(笑)。

フラミンゴの孵化直後はピンクではなく白。
ピンク色は、餌を接種する際、エビやカニなどの甲殻類プランクトンに含まれるβ-カロテンやカンタキサンチンによる着色(?)によるもの。
この成分がない餌を接種し続けると、元の白に戻るとか。
動物園で飼育の際は、飼料に色素を添加してピンク色を維持しているそうです。