カットは、今日が誕生日の仏の小説家、スタンダール氏の似顔絵です。
氏の墓石には、自ら選んだ銘句「生きた、書いた、恋した」が刻まれているとか。
一度聞くとシンプルで記憶に残ります。
氏の作品は「赤と黒」が有名で、「岩波の百冊」のリストに載っていたので読みました。
立身出世の野心を抱く頭脳明晰で美しい容姿の青年の、「波乱万丈」とはこのことかと思える人生、フィクションと分かっていても引き込まれて、一気に読み上げた記憶が残ります。

学生時代は読書の虫とも言える状態。
特に通学は往復で3時間以上あったので読書の時間は十分。
ただせっかちな性分、次に何を読むか、書店や図書館で探す時間がもったいないとの考えで、岩波書店が推すものなら、読んでおいても損(?)はないだろうとの単純な発想で、片っ端から購入、あるいは図書館で借りて読んでいました。
今振り返れば懐かしい時期でした。